学校や園に「行くか・行かないか」だけでは語れないのが、
不登校や行きしぶりのむずかしさ。
行かなくても大丈夫な子
行ったほうがいい子
行かないと未来がしんどくなる子
同じ“行けない”でも、その背景にはまったく違う理由があります。
この記事では、タイプ別の見極め方と、今できる関わりのポイントをわかりやすく解説します。
未来につながる「今」の育ちを、一緒に整えていきましょう。

【人のためは自分のため】
今年最後の「不登校・行きしぶり」のお話し会でした。
学校や園のことって、
“行く・行かない” のどちらかだけでは語れません。
「いまは無理に行かなくてもいい時代」
でも同時に、
「行かなくて大丈夫なの?」という不安は消えにくい…。
大人の目から見ても、本当にいろいろなタイプの子がいます。
-
行かなくても大丈夫そうな子
-
行ったほうが良さそうな子
-
行かないことで未来がしんどくなりそうな子
では、この “違い” はどこからくるのでしょうか?
今日は、その見極めの視点を少し深めて書いていきます。
■ 1)行かなくても大丈夫そうな子
周りに気を配れる子、がんばりすぎて疲れてしまった子。
向上心はあるのに「今はうまくできない」状態の子がここに入ります。
一度エネルギーが戻り、
気遣い と 自分の意思 のバランスが整ってくると、
どこでも居心地よく過ごせるようになる可能性が高いタイプです。
「行かない期間=後退」ではなく、
回復と再スタートのための“調整期” と捉えてあげることが大切です。
■ 2)行ったほうが良さそうな子
少しサポートや声かけがあれば行けそうな子。
つまり、あと一歩で届くところにいる子です。
ここで注意したいのは、
「本人が行きたいかどうか」だけで判断しないこと。
なぜなら……
-
苦手なことを避け続けやすい
-
“がんばる力” “取り組む力” が育ちにくい
-
結果として、行きたいのに行けない状態になることもある
“行ったほうが良さそうな子” は、
小さなサポート・小さな成功体験 が未来を大きく変えていきます。
■ 3)行かないことで未来がしんどくなりそうな子
ここが一番見極めが難しいタイプです。
ポイントは、
「やらない」のか「やれない」のか。
社会的には「できるはず」に見えるのに、
本人は「できない」「分からない」「理由が言えない」。
そこに認知のズレがある場合、
そのズレを解消しない限り、
場所を変えても しんどさは追いかけてきます。
大事なのは、
-
本当に「やれない」理由を見つけること
-
その理由にどうアプローチするかを考えること
ここを見誤ると、
せっかくの成長の機会を逃してしまうこともあるのです。
■ “行く・行かない” ではなく、育ちの話
不登校や行きしぶりは、
「行くor行かない」の選択だけで終わらせてはいけないテーマです。
大切なのは……
-
未来に向けて、今どんな力を育てていくのか
-
どこで、どんな環境がその子に合うのか
-
どうすれば「心地よく学べる状態」をつくれるのか
行けないことも、行かないことも、
その子の未来を考えれば “育ちの転機” に変えられます。
少し立ち止まる時期にも、
未来につながるヒントは必ずあります。
■ 次回のお話し会
次回は 1月26日。
お子さんとの参加も大歓迎です✨
一緒に参加されると、
お子さん自身の気づきや変化が早い ことが多く、おすすめです。

【余談~リアルの話~】
心に余裕がある方って、
相手への気遣いが無理なく自然ですよね。
お花の教室で、クリスマスアレンジの撮影用に
小さなXmas人形を持っていったのですが、
「使わなくても大丈夫ですよ〜」とお伝えしたにもかかわらず、
みなさん「せっかくだから」と写真に入れてくださいました。
こういうさりげない優しさは、
相手の心を温め、
めぐりめぐって自分にも温かさとして返ってきます。
“気を遣って苦しくなる” のではなく、
“気遣いであたたかくなれる” 人に育つ。
子どもたちにも、そんな心のあり方が育まれると素敵ですね。

▶️↓子育ち情報 / 申込み/ 問い合わせ↓
ふわっち公式LINE https://lin.ee/wpULMYV
おともだち登録で、もれなく「そなえたい10のこと」🎁
▶️「子どもの育ち」を守るサポート
講演・研修・ガイドライン制作・チームワーク形成・カウンセリング等
🎀ご依頼承ります🎀
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「ふわっち」は“予防保育”で「幸せを掴むチカラを身につける子育て」を推奨しております🌈
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□