子どもの“困った行動”には、必ず理由があり、子どもからの SOSのサインです。
このサインに気づけずにこじらせてしまうと、
改善しようとした時に きつい関わりになりやすく、虐待のように見えてしまう こともあります。
恐怖で抑えつけようとすると、逆に トラウマを残し、状態を悪化させる ことも。
だからこそ、行動だけを見るのではなく、
その奥にある 発達の段階・気持ち・つまずき を理解し、
“今の子どもに合った関わり方” を見つけることがとても大切です。
この記事では、
・困った行動が起きる本当の理由
・発達理解の3つの視点
・やってはいけない逆効果の関わり方
・今日からできるサポート
をわかりやすくお伝えします

困った行動は大人への“サイン”
たとえば——
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すぐに泣く
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かんしゃくが続く
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言葉が荒くなる
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やらないといけないのに動けない
これらは、
「私は困っています」 というSOS。
大人が見るべきなのは、
表に見える行動ではなく、
その奥にある気持ち・未熟さ・発達段階 です。
“理由”を見つける3つの視点
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① 状況の読み取り力
変化を理解できず混乱している? -
② 言葉と感情の理解
気持ちの伝え方がわからないだけ? -
③ 自己理解の未熟さ
「いまどうしたいか」を表現できない?
この3つはすべて、
発達や成長によって伸びていく力 です。
ここが育つと、
困った行動は自然と落ち着いていきます。
■ 発達を理解せずに関わると“誤学習”が起きてしまう
発達段階に合わない関わりや、
その場しのぎの対応を続けると、
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行動が強化されてこじれる
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改善に時間がかかる
-
子どもが不安を抱えやすくなる
といった問題が起きやすくなります。
さらに、
こじれてから改善しようとすると、強い対応が必要になり、虐待のように見えることも。
また、
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恐怖で黙らせる
-
怒鳴って従わせる
といった方法は、
一時的には止まってもトラウマになり、逆効果 になる場合があります。
だからこそ、
発達の理解 × 適切な関わり方 が不可欠なのです。
■ NAMARA森下さんのお子さんの例
森下さんのお子さん(重い発達障害あり)は、
激しいかんしゃくがありました。
行った方法は:
「かんしゃくが落ち着くまで次の行動をさせない」
泣いても叫んでも、
本人が落ち着くまで“待つ” という関わり。
最初のかんしゃくは、なんと12時間継続。
大人側も心が折れそうになるほど切なく、
周囲から虐待と誤解されそうなことでもあります。
しかし、これを繰り返すうちに
落ち着くまでの時間はどんどん短くなり、
外出できるまで改善。
森下さんは
「本当にやってよかった」とお話しされています。
■ 困った行動は“見えなくする”のではなく“育って減る”状態へ
環境を整えて行動だけを消すのではなく、
子どもの発達を理解し、必要な力を育てること。
これが長期的にもっとも効果的で、
子どもが未来で困らなくなる道です。
大切なポイント
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行動には必ず“背景”がある
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発達が育つと、行動は自然に整う
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恐怖でのしつけは逆効果・トラウマになる
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発達の理解と関わり方が「生きる力」につながる
■ 「今だけ楽にする」より「未来の生きやすさ」
困った行動は、
発達・感情・経験・環境と深くつながっています。
発達を理解しながら関わると、
子どもは驚くほど成長し、
大人の負担もどんどん軽くなります。
まとめ
子どもの行動には必ず理由があります。
発達・感情・背景に目を向けることで、
子育てはもっとラクに、もっと深く理解できるようになります。
「うちの子は何が原因?」
「どんな関わりが発達に合ってる?」
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