【〇〇って言われたくない!】
子どもが成長してくると、
「かわいいって言わないで!」
「おにいちゃんって呼ばないで!」
「かっこいいって言われたくない!」
…なんて言って怒ったり、しょんぼりしたりすることがありますよね。
大人からすると
「成長してきたなぁ、嬉しいなぁ」
と思う一方で、
正直、“ちょっと面倒だな…” と感じる時期でもあります。
(これ、すごく自然なことです。むしろ多くの大人が感じています😊)
ただ、この“ちょっとしたやり取り”の中には、
子どもの発達にとって、とても大事な学びが隠れているんです。

■ この時期に育つ3つの力
この場面では、とくに重要な3つの理解が深まっていきます。
① 言葉の理解(言葉の意味の受け取り方)
同じ言葉でも、子どもによって「どう捉えるか」が違います。
例)「かわいい」の場合
-
「赤ちゃんみたい」「弱そうに見られた」と感じる子
-
「甘えていたい」「かわいく見られたい」と思っている子
-
ママから言われたら嬉しいけど、友だちから言われるのは嫌な子
同じ“かわいい”でも、
意味がまったく違う言葉として届いていることがあります。
ここがズレると「言われたくない!」になりやすいんです。
② 自己理解(自分をどう見るか)
この時期は、
「自分ってどんな存在なんだろう?」
と自分像を作りはじめる大切な時期。
例)
-
かっこいい存在になりたい子にとって「かわいい」はマイナス
-
しっかり者でいたい子にとって「おにいちゃんじゃないの?」はプレッシャー
-
背伸びしたい子にとって「まだ小さいね」は傷つく
このように、
内側の気持ちと外側からの言葉がズレた時に反応が強くなるんです。
③ 他者理解(相手の意図を考える)
言われた相手が
「どんな気持ちで言ったのか?」
を想像できる力も、ちょうど育ち始める頃です。
たとえば、
-
からかいで言われたのか
-
褒めようとして言ったのか
-
軽い気持ちなのか
-
深い意味を持たない言葉なのか
こういった“相手の意図”を理解する力が育つと、
日常の小さなトラブルがぐっと減ります。
■ この3つが育つとどう変わる?
-
ちょっとした言葉で傷つきにくくなる
-
カッとなる回数が減る
-
自分の気持ちを言葉にしやすくなる
-
相手を怒らせる言動が減る
-
無駄なトラブルが避けられる
つまり、
子ども自身の“生きやすさ”が大きくアップするんです🌿
■ 大人ができることは「丁寧なやり取り」
こうした力は、大きなイベントで育つわけではありません。
むしろ、
日々の何気ない言葉のやり取りこそが、一番の“学びの場” です。
だからこそ、子どもから
「〇〇って言わないで!」
と言われたときは、
少し面倒に感じるときもあるけれど、
成長のチャンスだ!!
と思って丁寧に関わっていけたら安心ですね。
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