これって不適切保育?
未だに子どもを恐怖に陥れるような保育が行われているという報道が後を絶ちません。
ニュースを見ると、保護者としては「我が子も同じような思いをしているのでは…」と不安になりやすいものです。
ちょっとしたことで敏感になり、「これって大丈夫?」「不適切ではないか」と心配してしまうのも自然な反応です。

1. 泣いたり嫌がったりするのは成長の一部
子どもは成長の過程で、困難を乗り越えるときに涙を流したり、嫌がったりすることがあります。
例えば…
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園でのお片付けや順番待ちで泣く
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友だちとのやりとりで喧嘩し、怒ったり泣いたりする
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挑戦した遊びや工作でうまくいかず悔しさから泣く
こうした経験は、実は社会性や自立心、問題解決力を育む大切な機会です。
発達への理解が不足していると、必要なプロセスまで“不適切”に見えてしまうことがあります。
リスク回避だけを優先すると、子どもの成長や挑戦のチャンスを奪ってしまうこともあります。
2. 将来の力を見据えた視点が大切
子どもの今の行動だけを見るのではなく、将来どんな力が必要なのかという視点で今を考えることが重要です。
将来に向けて必要な力には、次のようなものがあります。
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自己肯定感や挑戦する力:失敗しても立ち直れる力
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考える力や問題解決力:自分で考え、工夫して行動する力
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人との関わり方や協調性:友だちや大人と上手に関わる力
例えば、順番を待てずに泣く子どもに対して、
**「待てたら褒める」「できなくても一緒に考える」**といった経験を積ませることで、自己コントロール力や社会性を育てられます。
3. 保護者ができること
子どもが泣いたり嫌がったりしたとき、すぐに「不適切」と決めつける必要はありません。
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なぜ泣いたのか、どんな意図や背景があるのかを考えてみる
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必要であれば、保育士や先生に状況や対応の理由を聞く
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子どもが安心して立ち直れるサポートがあるかを確認する
子どもの行動の背景を理解することが、安心して見守る第一歩です。
4. 適切と不適切のバランス
適切と不適切の境目は、子どもの成長や発達に繋がるかどうかで判断します。
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心が壊れるほどのトラウマになる保育や叱り方は絶対に避ける
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逆に負荷が全くない状態では、成長や自立心は育ちにくい
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少し傷ついたり心が折れても、立ち直れる程度の負荷を経験させる
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その際、支えてくれる人がいるという安心感を必ず与える
5. 専門職の知識とチームの大切さ
保育士や学校の先生など専門職の方は、多くの知識を学んで現場で経験を積んでいます。
そんな先生方でも健康・生活・社会性まで全てを網羅することはできません。
だからこそ、チームで子どもを支えることが大切です。
保護者も、先生と情報を共有しながら関わることで、子どもの成長をしっかり支えることができます。
まとめ
子どもの泣きや嫌がりは、必ずしも“不適切”ではありません。
将来に必要な力の視点で今を考え、成長や発達に繋がる経験を積ませることが大切です。
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トラウマになるような叱り方や体験は避ける
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適度な挑戦と安心感のバランスを意識する
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専門家の知識やチームの力を借りながら子育てをする
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