子どもの心身の土台を整える─早期サポートで変わること─ 

 

先日、児童発達支援「つばめ療育館」さんを見学訪問し、代表の野瀬さんから多くの学びをいただきました。

改めて強く感じたのは「生まれながらの身体機能の差」は、早めに適切に関われば、大きく変わるということです🌱

 

これは、ふわっちで日頃お伝えしている考え方とも完全に一致します。

 



 以下は、保護者・支援者が具体的に取り組める学びのポイントを一つずつ丁寧にまとめたものです。

日常に取り入れやすい具体例や見分け方も添えていますので、目次感覚で読み進めてください。

 

 学びのポイント 

 

  1. 身体機能の差をまず「知る」ことが出発点


 説明: 生まれつき筋力・協調性が弱い子、特定の部位だけこわばる子など、身体機能の差はさまざまです。


 具体例/やること: 日常の動作(靴をはく、階段を上がる、ボールを投げる等)を観察して、他の子と比べて「どの動きが苦手か」を記録してみましょう。専門家にその記録を見せると相談がスムーズです。

 

  2. 「求める量」を同じにしない配慮をする 


説明: 他の子と同じように全部求めるのは酷なことがあります。求め方を変えることで意欲は維持できます。


具体例/やること: 大きな課題を小さなステップに分ける。成功体験を積めるように短時間で終わる課題を用意する。 

 

 3. 「放棄」ではなく「適切な支援」を選ぶ視点


説明: 発達理解が不十分だと「もう求めない」選択をしがち。しかし早い関わりで改善可能なことは多いです。 


具体例/やること: 家庭での対応で変化が出ないと感じたら、早めに児童発達支援や療育の相談窓口に連絡を。

 

  4. 早期の“機能づくり”は成長に直結する


説明: 幼児期は可塑性(変わりやすさ)が高く、早期介入で基礎機能が育ちやすい。 


具体例/やること: 感覚刺激(触る・転がる・傾く経験)や粗大運動(走る・跳ぶ)を意図的に取り入れる遊びを増やす。

 

  5. 「心と体がスムーズに動く状態」を最優先にする

 

説明: 技能を教える前に、まずは心身が動きやすい状態をつくることが重要です。


 具体例/やること: 短い準備運動、呼吸を整える時間、筋肉の緊張をほぐす遊び(ストレッチ系の体遊び)を日課に。

 

  6. 睡眠・栄養・生活リズたたムの徹底は基礎中の基礎 

説明: 良い睡眠と食事は、神経や筋肉の働きを支えます。リズムが整えば学びにも集中しやすくなります。

 具体例/やること: 就寝・起床の時間を固定化、夕方のスクリーン時間をコントロール、寝る前のゆったり習慣(絵本・ぬるめの入浴)を設定。 

 

 7. 「怒る」ではなく「どうやったら取り組めるか」を考える

 

説明: 苦手場面で叱ると意欲が下がります。動機付けや支援の工夫が必要です。

 

具体例/やること: 好きな活動と苦手をつなげる(好きな玩具を報酬にするなど)、短時間・低負荷から始める工夫をする。

 

  8. 見極め(知らない/やらない/やれない)を正確に行う 


説明子どもが「やらない」のか「やれない」のかを見誤ると誤った対応になります。 


具体例/やること: 手本を見せて同じようにできるか試す、指示を変えてみる(視覚的な提示に変えるなど)。できない場合は専門家に評価を依頼。 

 

 9. 誤学習を防ぐための丁寧なフィードバック 


説明: 間違ったやり方を繰り返すと、そのまま身についてしまうことがあります(誤学習)。 


具体例/やること: 正しい動きを見せて、成功した部分を細かく褒める。必要なら部分練習で修正する。

 

  10. プロの力は“任せる”ではなく“借りる”イメージで活用する 


 説明専門家は評価と具体的な“関わり方”の提案が得意です。家庭の負担を減らしつつ効果的な介入ができます


 具体例/やること: 児童発達支援、作業療法士(OT)、理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)などに相談し、家庭でできる練習メニューを作ってもらう。 

 

 11. 支援は「その子に合う方法」を見つけることが命 


説明: 同じアプローチが全員に効くわけではありません。個別性を尊重しましょう。


 具体例/やること: 多様な刺激(音・触覚・視覚)を試し、反応の良いものを優先する。記録を残して効果を判断。

 

  12. 今の小さな工夫が未来の自立につながる 


説明: 今の関わりが積み重なって、将来の「できる力」を育てます。焦らず、継続して取り組むことが大切です。

具体例/やること: 日々のルーティン化(朝の身支度・食事のマナー等)を家族で楽しみながら続ける仕組みを作る。

 



 おわりに(保護者・支援者へのメッセージ) 

 

子どもは自分説明で「何が苦手で何が必要か」を言葉で説明できないことが多いです。だからこそ、身近な大人が観察し、早めに適切な関わりを始めることが何よりも重要です。


全てを一人で抱え込まず、プロの力を借りながら「子どもの笑顔と自立のための基盤」を一緒に作っていきましょう。

 



 子どもの未来を明るくするのは、大人の“今”の関わり方です。  


ふわっちでは、保護者も支援者も一緒に学べる【子育ちサポート】の場を開いています。 「まずは知ること」から始めてみませんか?

 

こうした日常でできるヒントや具体的な関わり方をお伝えしています。保護者の方・支援者の方が実践しやすい形での講座や個別相談も行っていますので、気になる方はお気軽にご連絡くださいね。

 

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