【言葉のキャッチボールをしましょう】と言われますが【言葉のドッヂボール】になっていませんか?
キャッチボールするペアに立場や実力の差があるなら上級者(強者)が初心者(弱者)のことを考慮しなければキャッチボールではなく一方的なドッヂボールになってしまいます





言葉のキャッチボールについて発達の段階に沿って考えてみます

言葉が話せるようになってからキャッチボールが始まると思っていませんか

実はその前からスタートしています。
赤ちゃんが泣くという投げかけをキャッチして対応するというキャッチボールです。
投げかけに対して受け取ってもらえなかったり全く違うところにボールを投げ返される経験を積み重ねれば
キャッチボールのポイントや必要性を学ぶ段階を踏むことができません





受け取って欲しい・受け取りたい気持ちがなければキャッチボールは成立しませんよね

キャッチボールは相手があってこそ上達できるものです。
言葉は心を通わせるツールの一つです。言葉というツールを使う前の基礎固めが大切です。
よそ見しているなどキャッチボールをする気持ちと体制が整わなければ、いくら受け取り易いボールを投げてもキャッチボールは成立しません

生まれながら特性や個性と言われる【得意不得意】がありキャッチボールが苦手なお子様もいます
心を通わせることが苦手であれば気持ちを引き付けることがスタートです

受け取る体制が整ったところで、受け取りやすいように投げかける。
それからお子様のコントロールが悪いボールも上手く拾い上げてまた優しく投げ返す。
この繰り返しが上達に繋がります





このような行動が意識的に必要な場合もありますが 日常の生活の中で自然と行われていれば言葉のキャッチボールも自然と上達していきますので、難しく考えずキャッチボールを楽しんでくださいね

言葉が発達した段階では
攻撃的なボールもナイスキャッチ出来たり上手に避けたりすることが出来ますので問題ないかもしれませんが、相手が出来るのかどうか、スキルや状態の見極めは必須です
教育として、相手をよい方向に導きたくて意図的に強い言葉を投げることもあるかもしれません。
攻撃したくて掛ける言葉は虐待になりますが成長の為に強めの言葉を投げ掛けることは時として必要です

この時は、相手の気持ちが折れてしまうような投球では逆効果です。
負荷は能力に合わせてちょっとだけ難しくして、たとえ取れなかったとしても、小さな成長を見つけて前向きな言葉を掛ける。
これが出来たらお子様はぐんぐん成長し始めます





この手法は、お子様に限らず大人にも効果的ですよ

キャッチボールはお互いの気持ちが向き合わなければ出来ません。
まずはそこからスタートして
差がある場合には初心者など苦手な方に、出来る側が合わせる必要があります。
相手が取りやすい投げかけなどフォローもひつですね

苦手同士だったり合わせたつもりでも上手くいかないことはあります
そんな場合でも気持ちが向かいあっていれば
『ごめんごめん。もう一回やろう』と、どちらかが悪いのではなく
お互いに歩み寄って出来そうなところを探せば良いですよね。
個性や特性の理解にも通じますがキャッチボールができないのは、出来ない方だけが悪いのではなくお互いの歩み寄りが大切です

同じ相手だとしても、心身の不調があれば上手くキャッチできなくなりますのでその点にもご注意ください





言葉のキャッチボールも練習次第で上達します。
ドッヂボールよりキャッチボールが得意な人と練習出来ると良いですね

スキルがあがれば強い言葉を避けたり上手にキャッチ出来るようになりダメージを受けにくくなりますよ

ふわっちは
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