GWに、

名古屋に住んでいる従姉妹と叔母が

母に会いに来てくれた。



外出の許可が出た母を

お寿司屋さんへ

ゆっくり過ごせるように

個室をお願いして。


病気で痩せて食が細くなった母が

食べられるか私は少しだけ心配していた。




ウルイのお浸しやもずく酢、

新鮮なお造りに、鮭の焼き浸し。

それから、お寿司とデザート。




どれも、きれいで、おいしそうで、

そして本当に、全部おいしかった。


気がつけば

私の心配なんてどこかに消えていて

80代のふたりは

驚くほどよく食べていた。


半年ぶりに会ったふたりは、

まるで時間を取り戻すみたいに

昔の話をして笑っていた。


その様子を見ているだけで、

こちらまで、あたたかい気持ちになった。


ああ、よかったな、と

心の中で、静かに何度も思った。



別れ際、

また会いましょう、と言いながら、

ふたりは手を握り合って

少しだけ涙ぐんでいた。


それを見て、私たちも、

同じように胸がいっぱいになった。


もう一度、会えたらいいな、と

言葉にしなくても

みんな同じことを思っていた。


遠いところから、来てくれてありがとう。

忘れられないゴールデンウィークになった。



ちかでしたドキドキ