先生に呼び出され、説明を受けた。
「脳ヘルニア」
 脳内にある血腫や脳のむくみが脳の深部にある生命維持中枢の「脳幹」を圧迫し、呼吸や心臓の機能を損なうこと。
父は、もうこの状態だそうだ。

入院してから何度も何度も
CTやMRAの写真を見ながら
「かなり深刻な状況です。」と説明してもらっていた。
その時は
目でも頭でも理解できるのだが…

病室に戻り
ちょっと赤い顔をしてぐぅぐぅ寝てる
父を見ると
お酒を飲んで寝てるようにしか見えなくて…
あと「ちかだよぉ~」って言えば
手もギュっと握り返しても来るし。

だから
先生の話を聞いた直後は、
ちかの中の風船は
しゅるしゅるしゅるって萎むんだけど
父の顔を見ると
また、むくむくむくって膨らんでたんだ。

先生から説明を受けるたび
繰り返し繰り返し、これをやってたけど…

何回も教えてもらっているのに
希望を持つなんて
私ってホントにバカじゃないの。ってわかっているんだけど
そうやって
風船を萎ませたり膨らませていて…

でも…
今回の「脳ヘルニア」の話を聞いた時には
風船がぁ…
べちゃって、つぶれた音がしたんだ。




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今日の良かったこと。
病室が急患病室から7階に移ったから
空に近くなったこと。



ちかでした