「まだ、大丈夫。
ぜんぜん、大丈夫。
いける。いける。頑張れる!
こうやって、頑張っているとさぁ。
知らないうちに、心が疲れて
ある日、突然、身体まで動かなくなっちゃうんだって…
そういう時の心って、
火傷してペロンと皮が剥けて
真っ赤っかの薄皮の状態になっていると思うんだぁ。
だからさぁ。
そこにちょっと水が飛んだり
風が当たったりするだけで
すっごく痛いの。
普通の時の状態なら、ぜんぜん痛くないのに
ほんのちょっとした事で、過剰反応なくらい痛くなるから
そうならないように、労わってあげなきゃいけないの。
辛い時に、気がつかないうちに
薄皮がペロンペロンと剥けていったのとは逆に
真っ赤な薄皮が一枚一枚、元通りの肌色になるまで
時間をかけて治さなきゃ。
今は頑張らなくていい場所にいるんだから
ゆっくり治したらいいと思う。」
って…
今日の昼休み。
女子休憩室で、二人きりになった他の事務所の子と話した。
彼女はつい最近まで、心の病気でお休みしていて
やっと仕事に復帰した子だった。
なんでこんな話になったのか…
忘れた…
私が、この話をした途端に
彼女は、目から涙をポロポロ流して泣いた。
私は、びっくりして
「大丈夫?大丈夫?」と聞いたら
「大丈夫。ごめんね。ごめんね。」と言って、まだ泣いてた…
なぜ泣いたのか、訳も聞けないまま
昼休みが終わるチャイムが鳴った。
私は充分なフォローも出来ないまま仕事に戻った。
私は今まで、人と話していて
目の前で泣かれたことなどなくて
かなり動揺した。
私は、いけない事を言ってしまったのだろうか?
私の言葉は、彼女にとってキツかったのだろうか?
上にも書いたように
心が疲れている人には、いろんな事が響くから
私の言葉は、へんな風に響いてしまったのだろうか?
あぁ…
私が、あんな話をしたために
また、ずっと仕事に来られなくなったらどうしよう。
心配だ。
心配で眠れわない。
明日、仕事来てくれるといいけどなぁ。
あぁ…あああぁぁぁぁぁぁ…
余計な話をしなきゃ良かった…
口は災いの元のちかでした

