こんばんは
今の外の気温はどんな感じ?入院した日は寒さもましで暖かかったな。一瞬でいいから外に出たいと思う入院9日目です。
忘れないうちに今日のこと書いておこうと思います。
今日は来週の月火水に予定している血漿交換用の管を通す日でした。予定表には『ブラッドアクセスカテーテル留置』と書かれています。そんな名前があったのね、ふむふむ。
緊張していたので朝ごはんもほとんど食べられないまま、8時半ごろに看護師さんが持ってきてくれた手術着に着替え9時前に看護師さんと一緒に出発。「帰りは車椅子で帰りましょう」と車椅子も一緒に。
連れて行ってくれたのは小さめの手術室。えっ!手術室!?
私ちょっと勘違いをしていて、診察室で椅子に座って処置するのかなと思ってたんです。よく考えたらそんなはずないのにね。
部屋に入る前とベッドに横になるときと処置が始まる前に名前と生年月日の確認。
移植手術の予行練習みたいだなと思いました。
そして横になったら血圧計心拍計心電図をつけて顔から首の処置するところまである大きな袋状の紙を被り、先生方も一人一人名前を言ってくれてから始まりました。
あんなに泣いてたけどどうなったかって?人って不安や怖さが限度を越えると涙も出ないんですね。
局所麻酔を何度か追加してもらえたので痛みはそこまで感じなかったけど、噂通り、グイグイと差し込む時は深いところに鈍痛とギュッギュッという独特の気持ち悪さが…そのたびに補助してくれた女性の先生が被った紙の隙間から声を掛けてくれたので心強かったです。
そして3針縫って終了。
先生ってすごい…流れたであろう血を拭きながら処置してくれて、部屋を出て1時間経たないうちに血漿交換ができるようにしてくれる。有り難いです。
「ありがとうございました」って起きあがろうとしたらあれ?
首に力が入らなくてまったく起き上がれない
じゃ腹筋で起き上がるかと思ったらあれ?
首の奥が重くて痛くて力が入らない
あれ?あれ?言ってないで早く起きなきゃ…「力入らなくて起き上がれないです、起こしてください」とお願いして起こしてもらいました。半笑いで気持ち悪かったと思います。
違和感とか痛みとかありますか?僕たちはどんな感じかわからないから教えてもらえたら有り難いですって仰ってたなぁ。
そして迎えに来てくれていた看護師さんが車椅子で病室まで連れて帰ってくれました。処置する前は歩けるかなと思っていたけど、実際は首を庇ってバランスよく立てなくなっていたので車椅子に乗せてもらえて助かりました。
きっと皆さんも移植後の首の管はこんな感じで違和感があったんだろうなと思います。
でもみんな頑張って乗り越えているんだと思って私も頑張ります
入院患者さんの様子を見に来てくれるコーディネーターさんや先生方。
そして看護師さん達。
表現出来る言葉が見つからないほど私たち患者の大きな心の支えになってくれています。とても有り難いなといつも思っています。
それと同じ部屋に術後のドナーの方がいらっしゃって、術前から同じ部屋なので、母親もこの方と同じことをするんだなと知る貴重な機会になりました。
両親と、母の腎臓を絶対に大切にする!と改めて思いました。
今回の入院はこれからの人生の糧になる大切なものをたくさん教えてくれています。