父が病院に行き、そのまま入院したのが月曜日。

どのくらいかかるんだろう…と思っていたけど、意外に早く連絡がきた。


水曜日だった。

母から

「今、病院から電話あって、結果が出たから明日聞きに来て欲しいって。17時に来てくれって」

私「わかった」


木曜日、母と待ち合わせて病院へ。

受付で申し出ると、こちらでお待ちくださいと案内された場所は、父が入っていった病棟の談話室だった。


18時…先生は来ない。

診察時間は終わってるけど、忙しいのかな…。

19時…先生はまだ来ない。


なんだか病院は急患とか忙しいイメージがあるので、こちらから「まだでしょうか…?」と聞くのを躊躇してしまう。


でも流石に2時間超えたので、受付に聞きに行った。

受付の方は

「えっ、まだ来てませんか?」とびっくりして、「すぐに確認します」と電話しに行ってくれた。


そして、「今すぐ向かうそうです」と。


…先生忘れてたのかな。

と少し不信感がでた。


そして談話室に戻ると同時に先生がきた。

「お待たせしました、こちらへ」と相談室と書かれた部屋へ案内された。


座ったと同時に

「えー、検査の結果、悪性でした。食道がんです」


「あ…はい」


内視鏡の画像がモニターに出た。

母は目を背けた。


「これが腫瘍、肺にも影があるから転移してる」


「はい…」

事務的に、返事するのが精一杯でした。