派手な看板の隣に

静かに

咲く

飾らぬ健気な。


名の知らぬ

その小さな花たちが

とても

美しいと思った。


何かをくくりくくる

線を引く

ということよりも

寧ろ

あなた私は

同じだという‥

境界線の無い

この眼その眼に

見えぬシンパシー

という淡さ




慈み

情け

優しさ

が存在するなら

ハーモニー


許し

憤り



全て受け入れない

あなた私も

受け入れて

許せぬ

許した貴方も

自然じゃない私も

もう

あるがまま

超越云々

空(くう)になんかせず

こだわらず

こだわっていい

から


噛み締めて

生きようじゃない


桜の花弁が舞い落ちるのを

蝶の羽が舞うのと

勘違い‥

錯覚していた

束の間


錯覚と

幻覚、幻

蜃気楼‥云々



あなた

私の信じる生き方を

していようじゃない

していいじゃない



#執筆