この前、村上春樹の「海辺のカフカ」を読み始めたと書きましたが、今日読み終わりました。


今日いっきに下巻を読みました。この本は2人の主人公がいて、同時に進行してくって感じで、ちゃんと読まないとどこでどうつながってるかというのがわからなくなりそうです。残念なことにボクはちゃんと理解をしました。こいつ絶対わからなかっただろうなーって思った人いたらごめんね。



前も書いたと思いますが、この人の本は世界に引きずり込まれます。今回は3,4時間ぶっ続けで読んだせいか、今もなかなか戻れません。読んだ世界をこの目で見てきたような感じです。本の中の世界のにおいも嗅げそうです。


一番残像のように残っているシーンがあります。猫の内臓を出して心臓を食べるシーンがあるんですが、かなりエグくて胸が苦しくなります。




本はすばらしいです。もっと早くから活字をよめばよかったと思います。きっともっとまともなボクがここにいたでしょう。


でもまともだったらボクはここでこんな内容の記事を書いてないだろうし、こんなこと考えなかったと思う。正直なところ「もっと○○しておけばよかった」という言葉自体がよくわからない。。さまざまな過去の経験があって今の自分が出来上がったんだから。ある意味自分の存在を否定しるように感じます。わからないけど。



今は経験したことをすべて自分の力にできるようにすること。


そして「あの時○○しておけばよかった」という後悔をしないようにすること。




きれいさっぱりは不可能かも知れないけど。




やるしかないよね。