あけましておめでとうございます!
(1.1に書いたものです)

ついに2020年ですね!

オリンピックイヤーはまだまだ先だと思っていたのに、早いなぁ…。


そしてマラウイに来てから5ヶ月が経ちました。
これまた早い…!
でも、中身の濃い5ヶ月でした。

9月からの新学期は12月末に終わりました。
短いようで長かったです。

正直なところ、毎日の授業や授業準備でいっぱいいっぱいで、ブログを更新する余裕がありませんでした…!

そう考えると、スリランカでは結構ブログを書けていたので、スリランカはスリランカで大変なこともありましたが、今よりは余裕があったんだなぁと感じます。

今年はもっと時間を上手く使えるようになりたいものです。

今は冬休みで、周辺国のザンビアとボツワナに旅行中です。

学校がテスト期間に入ってから授業が無くなり、
そのまま冬休み突入でかなりゆっくりとできています。

ザンビアのヴィクトリアフォールズや



ボツワナのサファリに行きました!



小さい頃、「動物奇想天外」が好きで毎週観ていた我が家。

そんな動物奇想天外で観たようなサファリに自分が来てるんだなぁと、なんだかしみじみしました。
(ちょっと規模は違いましたが。いつか、アフリカの中でももっとThe・サファリ!という所へ行ってみたいな〜!と今回思いました。)

日本の年末年始の雰囲気が大好きな私ですが、

思えばこの6年間?で日本で年越しをしたのは1度だけ。

1年1年思い返すと、色んな場所で色んな人と(時には1人で)年越しをしていて、それぞれが思い出深いです。

年末年始、日本で過ごしたいな〜!とは思うものの、自分のやりたいことをやらせてもらっている結果なので、ありがたいことです。

ヴィクトリアフォールズもサファリも本当に素晴らしくて、楽しくて、

アフリカに来てよかったな〜!

と改めて思いました。


来年は日本でクリスマスや年末年始を過ごせそうなので、とても楽しみです。


心も身体も少しゆっくりと休むことができているので、

ブログもこの期間に少し更新したいと思っています。


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さて、学校での活動が始まってからの3ヶ月を簡単に振り返って書いておこうと思います。

この3ヶ月、まずはマラウイの学校を知ることから始まり、と同時に授業が始まったので毎日試行錯誤しながら自分にできることを試していました。

マラウイの子ども達はとっても可愛くて、私にも少しずつ慣れてくれて、その笑顔や何気ないやりとりに嬉しくなって…。そういう事に救われる日々でした。

でも、ザックリというと「教育の質の向上」のためにここへ来た私にとって、「どうしたら教育の質が向上するのか」と頭を悩ませる日々でもありました。

6年生の子どもたちは、この学期に「7桁までの数のたし算・引き算・かけ算・わり算」、「最小公倍数や最大公約数」、「分数のたし算・引き算・かけ算・わり算」等を学習しました。

しかし、ハッキリ言うと…

この内容についてこれている子は、約60人いるクラスで10人いるかいないか…というところです。
(その子たちもスラスラ理解できるわけではなく、とんでもない間違いをしたりもします。)

他の子たちは、多くが九九にまず手こずります。

九九を覚えていないために、かけ算やわり算の筆算、最小公倍数や最大公約数、そして分数の計算…。全てに時間がかかるし、なかなか正しい答えを導き出せません。

かけ算をどうやって計算するかというと、ノートに棒を書いて数えます。(もしくは、ノートの裏にある九九の表を見ます)

わり算も棒を書いてから、2つずつや3つずつ横線で消して数えて計算しています。





(九九定着度を測るためのテスト中に、棒や図を描いて数える子どもたち。)

これが毎回です。

こ、これは大変…!!

もはや7桁の計算をできるレベルじゃないし、

最小公倍数や最大公約数も、九九が頭に入っていないと厳しいし、

分数の通分や約分だって本当に厳しいです。

そして中にはたし算やひき算が厳しい子もいます。

クラスの半数以上の子が、

6年生の算数を解くために必要である

おそらく3〜5年生あたりで学習したであろう知識やスキルをほぼ習得できておらず、

そこをすっ飛ばして難しい算数を日々勉強しています。

もう教える方もお手上げです。。

「こんなのどうやったって不可能だ…!」

と、1人自分の部屋でへこたれそうになる夜が沢山ありました。


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と、ここまで2020年元旦に書いたのですが、そのまま放置…!
いかんいかん。。

今は1月11日、新学期が始まって1週間が経ちました。

前の学期をそんな風に過ごし、学期末のテストの結果も散々で(授業内容をなんとか理解していた数少ない子達も間違えまくりました。。ショック…。)、自分の力不足を感じたり、自分がしていることが意味がないんじゃないかと虚しくなったりしていた私ですが…

冬休みに少しゆっくりして、また頑張ろうという気もちになりました!

6年B組の授業も、

「基礎が身についていないので、授業で学力を上げるのには限界がある」と

今学期はもう教えることを辞めさせてもらおうかとも思ったのですが…

やっぱり続けることにしました。

前学期教えてみて、前述したように多くの子は3年生辺りで習う基礎が習得できておらず、その子たちに授業で6年生の内容を習得させるのはやはり難しいですが、

「6年生の内容になんとなついてきている子達に知識を定着させてあげることもできなかった」ということが、ショックでしたが新たな気づきでした。
(おそらく、解く問題量が少ないことや復習を継続してやる環境がないからだと思います。1時間に4、5問しか解けず、家庭学習もありませんでした。)

ここを伸ばすことは、授業や家庭学習を工夫すればできるかもしれない…!と思いました。

なので、今学期は知識を定着させるように取り組んでいきたいと思います。

もちろん、基礎的な知識や技能が習得できていないの子たちに対しても、できるだけわかりやすいように教材や教え方を工夫して毎日の授業をしたいと思っています。

この子たちには、まずはかけ算を覚えて欲しいので、授業以外で「かけ算ソング」を歌う取り組みを12月から始めています。

この歌についてはまた今度書こうと思いますが、

この取り組みで子どもたちが少しずつでも九九を覚えてくれれば、

わかる問題・できる問題が増えていくのかな…と感じています。

また手探りしながら、失敗もたくさんすると思いますが、1日1日自分にできる限りのことをしていきたいと思っています!

ブログももう少し更新したいですね〜!
できるかな?

とりあえず、今日はここまでにします!!



(金曜日には、JICA事務所から担当調整員さんが出張で学校に来られました。授業を観てもらい、写真も撮ってもらいました!こんな感じで授業してます!!)