こんばんは

みなさんご存知の通り、先日スリランカでは大規模な爆発テロがありました。

このことをブログにどう書いたらよいのかわからず、しかしスリランカに住んでいる以上、何も触れないこともできず、更新をできずにいました。

このことに関しては、思うことがたくさんあるのですが…

とにかく悲しい出来事です。

何を書いても何か違う気がして、どう書いたらよいのかわかりません。

とにかく映像や写真、記事を見るたびに悲しくなります。








私は爆発があった場所からは離れた場所にいたので、何事もありませんでした。

爆発があった日から昨日までは、JICAから外出を控えるように、との指示がありました。

今日からは生活物資の調達のみ許可が出ましたが、来週月曜までは活動を見合わせることになっています。

家から出でいなかったのでわかりませんが、私の住むマンナールはこの数日もいつもと変わらず静かな時間が流れていたように思います。

今日買い出しに久しぶりに町へ行きましたが、閉まっているお店が多いものの、町や人々の様子は普段とあまり変わりないように感じました。

なので、あまり実感ができていないのも事実です。

しかし、この国であんなに恐ろしいことが起こったのだと…

想像すると胸が痛くなります。








爆発があった日の夜、大家さんが「ご飯を食べにおいで〜」と声をかけてくれました。

心配していてくれたのかもしれません。

私の部屋にはテレビはありませんが、大家さん家のテレビでテロの映像を観ました。

言葉が出ませんでした…。

大家さんは、今わかっている情報を私に色々と教えてくれました。

思っていたよりも落ち着いていて、少し驚きました。(そう見えただけかもしれません。)

色々な話をしている中で、

「10年前まであった内戦の時は、この辺もいつもこんな感じだったんだよ。」

と教えてくれました。


ある日、おばあちゃんの家で、おばあちゃん・おじいちゃん・お父さん(大家さん:父)・ジェーンティ(母)・お兄ちゃん(息子)・アヌシア(娘)で夜ご飯を食べていた時、すぐ近くの家が銃撃されたそうです。

その日の夜は、シャワールームがコンクリートでできていて安全だからと、狭いシャワールームの床に、みんなで重なるようにして寝たそうです。


今一緒にいる人たちが、過去にそんなに怖くて辛い経験をしてきたということ…

改めて聞いて、衝撃を受けました。

内戦があったことも知っていたし、大家さん一家が内戦を経験したであろうとも思っていましたが、やっぱり実際に話を聞くのと聞かないのとでは違いました。

そして、自分は本当に今まで平和に生きてきたんだなと。

平和や安全は当たり前ではないんだと。

改めて思い知らされました。










もう私の語彙力では伝えきれませんが…

こんな風に色んなことを感じて、考えながら数日を過ごしています。



大家さん一家は、変わらず明るく優しく私に接してくれています。

悲しみや色々な感情を抱いているのかもしれませんが、それを感じさせません。

外出ができない私に、水や卵を買ってきてくれたり、ご飯を作ってくれたりするなど、とっても気にかけてくれました。

本当にありがたいです。

大家さん一家と過ごす時間を大切にしたいと、さらに思うようになりました。








今私にできることは、ほとんどありませんが…

スリランカに平和が訪れるように祈っています。

そして、活動が再開した時のために、自分にできることをしようと思っています。










ジェーンティが作ったカレー。

いつもと変わらず、愛情いっぱいで美味しかったです。