ぶどうの成長を促進させるために、いくつかの選択肢がある。
ビニールハウス、その中を暖房するのはよく知られている。
ぶどうの蔓だけに、筒状のビニールを被せる方法もある。
休眠打破剤を使用することもある。

我が畑は、一番安価な休眠打破剤の使用だけをしている。
スポンジのローラーで、膨らみ始めた枝の芽に、液剤を塗るのである。
少しでも早い収穫が、高収益につながると思ってやっている。
どの農家も実施するので「自分たちの首を絞めるだけ」との意見もある。
コストバランスで、手間隙かけない農業を模索する農家も出てきている。
作付けの面積の何割かを、「手間隙かけない」農業を実行しているところもある。

野菜にしても果樹にしても、「自然に育てたもの」「旬のものが」一番美味しいのだと思う。
コストをかけて、本来の美味しさをわざわざ損なっている気がする。
ぶどうも「種無し」「皮ごと食べる」のが主流になってきている。
「生きているものをつくる」と、一貫して種無し栽培を、否定する農家もいる。

寒空の作業には、言い訳や屁理屈を言いたくなってしまうもの。