人は何故お遍路をするのか? 二度目の四国お遍路 | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

2011年にはじめて四国お遍路を体験。

そのときの感激をもう一度味わいたい思いが募り、二回目のお遍路をすることになりました。

台湾に何度も行ったり、仕事が多忙、またコロナの関係で12年ぶりのお遍路となりました。

今回は、1番から47番札所までの巡拝でしたが、残りの48番から88番札所そして高野山奥の院へは、今秋に行く予定です。

さて、遍路の道中、いろいろとそのお遍路の魅力について考えていました。

2011年に廻ったときのブログでは、つぎのように記しました。

ここまでお遍路に魅力を感じる方が多いのは何故なのか・・・?
それをずっと考えながら廻っておりましたが、わたくしの場合、四国という独特な土地柄、千年以上の歴史、1番から88番まで順番に廻ると各霊場で墨書と御朱印が頂けるある種の達成感・・・等々が魅力のポイントではないかと思いました。

四柱推命は神様の黙示録「四国お遍路」より抜粋


多いのは先祖供養や健康祈願で、また昨今は自分探しの旅として廻られている方が増えているそうです。

今回、廻っていて気が付いたことは、弘法大師空海様が開かれた四国お遍路は、魂の進化向上のためのシステムであるということです。

1番札所からはじまる徳島は「発心の道場」。

続いて、高知の「修行の道場」、愛媛の「菩提の道場」、そして最後の88番札所のある香川の「涅槃の道場」で四国巡礼は完結となります。

菩提とは、世俗の迷いを離れ煩悩を絶って得られた悟りの知恵。

涅槃とは、一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地のことといわれます。

発心➡修行➡菩提➡涅槃

これが仏教的な魂の進むべき道です。

何回、何十回もお遍路をされている方が少なくありませんが、それはとても1度や2度で悟りの境地に達することができないので、何度も巡礼をすることになります。

人間は輪廻転生し、何度も生れ変って魂を進化向上させることにとても似ています。

わたくしなどは体力がなく足腰弱いので、とても約1450キロの道のりを徒歩でとは考えられませんが、今回も、結構な歩き遍路の方を見かけました。

そうした方たちはほんとうに難行苦行されてのお遍路なので、一度廻っただけで相当なご利益や悟りへの何某かの智恵を得ておられるのではと拝察します。


最後にお遍路をするには、仕事をされている方はなかなか長期間の休みがとれなくて難しいと思います。

しかし、転職や定年、あるいは愛する方との別離や離婚などの人生の節目で、思い切って四国八十八カ所お遍路の旅に出掛けられることをお奨め申し上げます




第16番札所 観音寺にて



山手のほうは桜が満開でした 神山温泉ホテル四季の里より



写真左が前回と今回もお世話になったドライバーの森先達です



【余談】
今回は貸し切り大型タクシーで、私を含め計7名の皆様と共に巡拝。
80歳を越えた方がお二人もおられ、皆様私より年上か同年齢くらいの方。
皆様健脚で日頃より運動スポーツで鍛錬されておられるようです。
宿舎での夕食時やまた移動の道中の車のなかで、いろいろなお話ができて親しくなれるのも楽しいひとときでした。
私以外の皆様は、引き続き88番札所を経て高野山まで行かれます。
順調に最後まで満願成就されますことを心より祈念申し上げます。



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