以前、本ブログで自宅に保管していた四柱推命の本の多くを処分したとお伝えしましたが、つぎの本はいまでも大切にしています。
東洋占術家の大御所的存在の鮑黎明老師の著書です。
定価は6,000円ですが、古書店で2万円で買ったものです。
鮑老師はこのご著書の中でつぎのようなことをおっしゃっています。
『八字と斗数(紫微斗数のこと)を並用して占うのを「星平合参」と言って、現在最も進んだ命理学なのです。どうして並用する必要があるのかと言うと、八字は太陽から受ける作用に基づいた原理に則って占うため、おおまかな吉凶判断の明快さ、正確さは他占術の追随を許しませんが、その判断をさらに精緻で細微な程度にまで求めようとすると、斗数に比肩し得るものではないのです。・・・』
鮑老師はわたくしの尊敬するおひとりで、上記のお言葉に異を唱えるつもりはありませんが、ただ「八字は・・・おおまかな吉凶判断の明快さ、正確さは他占術の追随を許しませんが」というところがどうも気になっています。
星曜派の紫微斗数なら、わたくしも同感でそのとおりだと思います。
しかし、欽天四化派の紫微斗数は用いる星の数も少なく、命盤を少しみただけで、おおまかな吉凶判断は八字よりもよく解る場合が少なくないというのが実感です。
9月に出版する「欽天四化紫微斗数の世界」の本のなかに、「一瞥して命盤の良し悪しを判定する4つのポイント」という項目も入っています。
愛好家の皆様は、是非、一度、お読みいただければ幸いです。
※「欽天四化紫微斗数の世界」の本ですが、わたくしの手持ちの在庫180部の内、お陰様で159部(8/26 14:00現在)購入のお申し込みをいただいています。残りは21部となりましたので、生徒様でお申し込みご検討の方はお早目にお願い致します↓
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きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 田中宏明
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