台湾は温かかったので、これから真冬にかけての台湾は最高と思います。
さて、今回も陳老師より、欽天四化紫微斗数と八字の教本をいただきました。
欽天四化は、2014年よりご指導いただき、約3年で15冊の教本です。
中はもちろん全部中国語で、しかも古文のような内容なので、とてもとても全部は読めないし把握できていません。
15冊目となりますとかなり高度な内容です。
紫微斗数の初心者の方がこれをみられたら、おそらくチンプンカンプンだと思います。
しかしながら、欽天四化紫微斗数の基本は、來因宮と生年四化と自化(離心力、向心力)、そして交易四化にあります。
A、B、C、Dの四化を駆使すれば、ほとんどのことが分かるというのが欽天四化の特長です。
たとえば、つぎのふたつの財帛宮ですが、
上の財帛宮に生年化禄は、「老天給錢」、つまり天がお金を与えてくれるという幸運の人と言えます。
もちろん、お仕事もされると思いますが、そんなにしんどい想いをしなくて大きな収入を得ることができる有徳の人です。
四柱推命でいうと食神生財格のような人ですね。
下の財帛宮に自化禄は、「靠自己打拼賺錢」、こちらは自分で一所懸命頑張ってお金儲けをしなければならないという意味で、辛苦の人とも言えます。
四柱推命では身強の財格といったところでしょうか。
また、財帛宮は、単に財物だけをみる宮でなく、男女関係、夫婦関係もみますので、上の財帛宮に生年化禄が異性の星なら、よき配偶者にも恵まれることになります。
下の財帛宮に自化禄は、異性の星なら、婚姻後、夫婦関係に少し注意と言えます。
生年四化は先天、自化は後天の作用です。
欽天四化紫微斗数は、一見、シンプルな命理学ですが、四柱推命に優るとも劣らない奥深い運命学の最高峰と言えるでしょう。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸