今月は、8月は鑑定をお休みさせていただいたせいか、多くの鑑定ご依頼があり多忙な毎日です。
さて、先日、芦屋に来られた女性の方は、わたくしより少し年上の独身女性の方でした。
ご相談の内容は、これからの経済的な状況についてです。
お聞きしますと、ご自身で商売をされていたのが、ここしばらく売上が激減。それでは食べていけないので、ご兄弟の方がされている会社でアルバイトをしているということです。
早速、四柱推命で拝見しますと、財星が大過太旺で絵に描いたような財多身弱の命式をされています。
ひと言で申せば、金銭面の苦労苦心が多い暗示のある方です。
このような方は、公務員や勤務者ならよいのですが、自ら事業商売をされると売上不振等により資金繰りに行き詰まる公算大です。
ご相談に来られた方は、「これからどうしたらいいですか?」と尋ねられましたが、厳しいことを言うようですが、60歳を過ぎ、独身で蓄えも底をつきかけているという状況では、気付くのが遅過ぎると言わざるを得ません。
わたくしも、長年、会社経営をしていましたが、もっとも気を付けていたのが、「赤字を出さないこと」、「赤字になるような部署部門があれば、そうならないように先に対処すること」です。
お陰様で、30数年わたくしが在籍していた間、一度も赤字を出したことはありません。
これは会社経営だけでなく個人の家計も一緒と思います。
マイナスを出さないことと将来経済的な心配があるなら、できるだけ早いうちにコツコツと預貯金をしておくことです。
そして、自営している方は、利益が出ない、食べていけないなら、早く見切りをつけてお勤めすることです。
「何とかなる」というのは、経済的な面ではもっとも駄目な考えと思います。
最後に、財多身弱の方は、健康運も注意です。
ご相談に来られたこのご婦人ですが、紫微斗数でみると命宮が亥宮で太陰C-Cです。
さらに自化Cが計4個もあります。
健康運と意外にも要注意です。
人間ドックに行かれることと、献血をお奨め致しました。
どうぞ、お身体大切にされ、ご兄弟仲良く、ご先祖様や神仏に手を合わせる(福徳宮がよいので)ようなことをされていると光明を見出されることもあると思います。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸