最近、よく教室で質問されるのが、飛星派紫微斗数と欽天四化紫微斗数の使い分けです。
結論から言いますと、結婚や転職、引越などの人生の節目となる時期を選ぶときは、わたくしは飛星派を用いています。
どちらかというと積極的に動きたいというニーズがある方には、飛星派で時期を選んで差し上げるのがよいように思います。
しかし、命理の基本は先天的なものをみることなので、鑑定での重要事項、たとえば適職や配偶者との関係の良し悪し、子女縁、健康面での注意事項、そして10年ごとの運勢などはほぼすべて欽天四化で看ています。
そして、参考に四柱推命も併用することが多いです。
もうひとつ、生徒様からの多い質問は、ある宮でA―AやD―Dのように同象の生年四化と自化が重なって破れている場合、どうしたらいいですか? という切実なご相談です。
まだ、この場合、自化が串聯していれば凶意は減少することが多いのでよいのですが、串聯していない場合は、やはり深刻です。
たとえば、夫妻宮でこのようにA―AやD―Dとなっているような人は、できるだけ時期を選んで結婚する(結婚相手を見つける)のがよいと思います。
そのとき活用するのが飛星派です。
そして、もうひとつの対策は、A―Aを持っている人は、Dのある宮が重要です。
反対に、D―Dを持っている人は、Aのある宮が重要です。
それらの宮が対策に使える場合があるからです。
つまり、ADは同組だからです。
しかし、根本的な対策は、神理を勉強し、因縁切り替えのための行いをするのが重要なことは言うまでもないことです。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸