長いようで、あっという間だった50日間。

今日、初めて直接抱っこすることができた。

 

カンガルーケアが実施される日だからと思って、いつもより早めに家を出たけど…

4階建てのエレベーターなしの我が家。

4階から下まで降りて車に乗ろうとしたら、ポツポツ…雨…?

最悪だ。外に洗濯物を干してきた…

ダッシュで4階まで上がり、ぜぇぜぇいいながら外の洗濯物を室内へ干しなおした…。

 

NICUにつくと、看護師さんたちが「えぇ降ってるの??傘もってきてないーショック😿」とおっしゃっていた💦

 

★今夜中にブログ書いてるけど、今長男が寝てる部屋から長男の寝言が…「ありがとうございましたっ!」って大音量で…

え?どんな夢みてるの??いきなり大声で発声されると心臓に悪いんですけど(笑)

 

 

先生や看護師さんの支えがあって、ここまでこれた。

感謝。

 

先生「ずいぶん大きくなって丈夫になってきましたね、カンガルーケアができるまでになってよかったです。今日、お母さんがカンガルーケアをしている間に、保育器を入れ替えてお隣に引っ越しますね。私たちは出世って呼んでます(笑)向こう側がGCUなので、そっちに向かって、GCUまでいって卒業です♪」

 

と、教えてくれた。

 

サンタ君がいたのは、部屋の一番奥から2番目の保育器。

入院している大学病院のNICUは、建物の作り上さんたくんがいたところが一番広くて、器具を置きやすく動線が確保でき、なおかつ看護師さんたちのデスクにモニターがたくさんあるところから一番離れているので静かということで、ケアが多く必要な時は一番隅っこに配置されるらしい💦

 

その隅っこから、ちょっとだけ中央よりになった★

これを、NICUの職員さんたちは”出世”と呼ぶらしい(笑)

 

いざ、サンタ君を私の胸に…

 

先生「もう少し、さんたくん上がいいかも??お母さんのおっぱいに埋もれてる…(笑)」

 

といわれ、ちょっとだけさんたくんを上にずりずり引き上げた。

 

ネーザルハイフローといって、お鼻に酸素を送る管がはいっているから終始「ぷしゅーぷしゅー」って音がして、時折さんたくんが「ぶーっ」って息を吐く。かわいい。

肌と肌をくっつけて

サンタ君は私の心臓の音を聞いて、胎内にいたころを思い出したかな??

 

産まれたときは、ひたすら毎日心配でなみだしてた。

NICUに入るたびに、今日はどんな説明がなされるのだろう?って不安で手が震えていた。

 

最初は、とても痛々しくて写真を見返すことができずにいた。

背骨が浮き出て、肋骨も形がわかるほど痩せていたから・・・

 

今は、ほっぺたも、おなかも、腕も、足もふっくらして、心の底から愛らしいと思える。

産まれてたった50日間だけど、多くの山を越えてくれたサンタ君。

がんばったね

小さな体で、痛くて苦しかったよね…

 

出産した当時から、今日までのことを思い出して、感動して涙が溢れた。

産まれてきてくれて、ありがとう。

 

出産して、初めて湧き出てきた感情。

本当は、産んだ直後に思うことだよね。

 

だけど、小さなサンタ君をみて、とにかく心配しかなかったから

ありがとうとか、うれしいとかそういった前向きな感情が持てなかった…

情けなくてごめんね。

 

左手でおしりを支えてたけど

サンタ君「ヴぅうぅぅ…」と赤くなったとおもったら

《ぶぶぶ・・・・》

と、大きなオナラをしてくれた( ´艸`)

 

1時間弱ほど、ゆっくり時間を取ってもらって、終了。

 

看護師さんが迎えに来て抱き上げるちょっと前に、サンタ君「わーん!!」と泣き出した。

 

先生が最後様子を見に来てくれて、「向こう側のデスクまで聞こえる大きな声で泣いてましたね(笑)」

 

直接哺乳の練習までも、まだまだ長い道のりだけど頑張って搾乳続けるからね!

一緒に頑張ろうね、さんたくん。