2023年12月30日 生後4日目の出来事

夕方からNICUの先生からの、説明がありました。

この日説明してくださった先生は、大学病院の中でもかなりベテランの先生の様で言葉の一つ一つがとっても説得力があって安心できるものでした。


まず、脳の中の出血は、エコーでしか評価してないからエコーで見るとどうしても白く見える範囲が広いとの事ではっきりしないと。

正確な重症度は、MRIを撮って見ないと分からないということだった。

それも今言えるのは、脳実質内にも出血が拡がっていてグレード2度から3度だけど、水頭症の症状を悪化させている様な徴候はないということだった。


出血が続いていれば貧血も悪化するはずだが、それも見られないということだった。

脳の中が腫れてくると、どんなに鎮静をかけても痛くて暴れるけど、サンタくんの場合よく眠ってるので、そのことも出血が酷くないという判断材料にもなります。と。


いま、ヘモグロビン12.0で未熟児の場合、全然貧血じゃないですが、動脈管を塞ぐために輸血をして15.0位まであげてあげると閉じる可能性があると。

もともと、出血がおこるまえ、血管拡張薬を使用する前は動脈管が自然に閉じようとしていたので輸血するとかなりの確率で閉じてくれると期待してます。


高カリウム血症については、おしっこがかなりで始めててカリウムが外に出て言ってるので、今は逆に点滴にカリウムを補充してる状態です。


呼吸は、ステロイドとかつかって安定してます。


ママが、血圧も薬飲みながらちゃんと管理してたのと、早めに入院して赤ちゃんの心拍管理してたおかげで、苦しかったのはほんの少しと思いますよ。

胎盤が4-6割程度剥がれてる状態だったけど、徐脈になることもなく生まれてこれたから、未熟児に起きる2-3週間後の脳梗塞を起こす可能性も低いと思います。まだ予断は許さないですが。と。


大体、早期剥離で来る人は完全に剥がれてくる人がほとんどなんです。

自覚症状がなく、あってもほんの少しの痛みだからみんな様子をみちゃうんです。

でも、その中で異変を気づいて、早急に来られたのはほんとによかった。と。


仮にもっと早く来てても、本来、34週まではお腹にできるだけ入れておきたいから簡単に出しましょうとはならないのでですね。今回の場合も、剥がれ始めたのは入院後だと思うし、全てベストな処置ができてると思います。

といってもらえた。


常位胎盤早期剥離ってほんとにこわい。

妊娠中の高血圧ってほんとにこわい。


宮崎県では、胎児心拍の24時間管理とかも導入されてて早期発見に繋がってるけど、本県はまだなんですよねーって話されてた。

全国で導入してほしい。


赤ちゃんの状態を知りたい妊婦さんは沢山いるはず。


とにかく、サンタくんは生命力が強いですよ。

生きようとがんばってます。

だから、ママも応援してください。

っていってもらえた。


先生が、「母乳って僕らが与えるなによりの薬より、遥かに効果があるんですよ。腸や脳、全身にいい作用があるんです。」って。


ママ頑張って、沢山おっぱいしぼるね!