毎年恒例、正月はお台場でセグンドと会って初稽古。
二軸の動きを使った物をやったり、打樁の功を検分する。
あー、よく練習してるなぁ、あの人。
以前に伝えたフィリピン式のなんか複雑な技「MOHARA」をやりたいと言うので、すっかり忘れてしまっていた私は彼から逆輸入してもらって打ち合わせる。
お、意外にできるな。いいじゃんいいじゃん。
そして、セグンドちゃんと練習してるな。うまいじゃないか。
でも、なぜかうまいって言うと「できてないですよ!」とか謎に切れだして絶対認めないんだよなこの室内系偏屈児。
その後、食事に向かうのだが、「どこ行く?」と訊けば「当然」との答え。
ん? どっかあったっけっか? と思って居ると「母なる……」と言い出したので「あぁ、ラ・サルサな」と理解。タコス・バイキングだ。
それをむしゃむしゃ食べ終わり、映画を鑑賞。「かぐや姫の物語」だった。
映画の後はカフェで私の一年後半を語りだすこととなった。
あの忌まわしい細長いよりの事件を語り、私の過ちを詫び、以後、おかしなことになったらゆめゆめ止めてくれるよう頼む。
それから起きた諸々も語り、最後に~子とミドリちゃんのことを話した。
すげぇ不機嫌になるセグンド。
聞きながら、顎に手で杖を突き、ときおり下から斜め上をいぶかしげ見るようにして視線を送ってくる。
「あなたがミドリちゃんにいける訳ないじゃないですか」
私のどうしようも無さを、言わなくったってわかってるんだよな。
それから彼の社会観からくる「録でもない話だな」という~子への感想をきっかけに、「あなた達は幸せなんですよ」とか「~子さんは幸せですよ。そんな都合いい」だったり、「あなたはそういう幸せじゃない状態でいるのが幸せなんでしょう」などというお冠スピーチを傾聴。
そこから入って、以前から気になっていた彼の状態に対して踏み込んでゆく。
「人は努力すれば出来るんですよ。俺が人を束ねる立場とか向いてると思いました?」とか切れてる彼に、「うん、思ってた」と即答。「だからセグンド(二代目)なんだよ。君が私を継ぐ人間なんだよ」
そう。彼が今やっている生き方って、私が見出した彼の適正そのものの事なのだ。
知己と知己で話していると、こういう次元に至る。
今の彼が、どれだけの苦労の下に現状を築いていたとしても、それでもやはり、こういう関係を互いに持てたり、好きなことと出会えて学べているのは、幸運でしかないのだ。
だとしたら、やはり、その幸運に恵まれなかった人間を責めてばかりでは仕方ないと思う。
なにしろ私はずっと、明らかに間違っているけどほっとけない人間に手を差し伸べることばかりしつづけてきたのだから。
そんなこと、セグンドはわかっていて怒ってくれてるんだろうな。
さてこの元日を区切りに、このブログを終了したいと思う。今回はずいぶん長い間やってきたけど、人生が大きくうねって変わる様が描けたと思う。
また新しいライフに、スタートを切りだしたいと思う。