富貴蘭【黄玉殿】 | 富貴蘭を楽しんでブログ

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富貴蘭を楽しんで10年…

【黄玉殿】










【黄玉殿】です


幽霊地の 子供に 紺地入って

きました


【金閣】【崋山】などの なかなか

子供に柄の継続悪い 覆輪品種栽培育成していまが

幽霊地や 源平柄で

なかなか本芸の子供つきません


【黄玉殿】は 出芽が幽霊地でも

紺冠入る可能性があります


幽霊地の子供に 紺地入りました


これから どのように成長するかも

富貴蘭の楽しみです


鉢は手嶋波千鳥鉢です


足の造りと波千鳥文様の丁寧さと しっかり平につくられたツバ で手島揫二鉢 の特徴を非常によく表している鉢です 


大正7年頃に東京市本郷区駒込で手島揫二氏が 京楽焼東京元祖  錦園堂を窯開き されました


手島揫二氏の鉢の特徴は 絵付けに波千鳥や唐草模様が多いことやイッチン絵付けが多いことです


生地にイッチンで絵付けした後 縁と足に加茂黒を塗り 胴には 灰緑色の透明釉薬をかけて焼いてあるものが多く見られます


手島鉢は 昭和20年の大空襲を境に生産を止め 約27~28年間だけの生産でした


大正から 昭和 初期の古い 鉢と 思われますが

手嶋鉢の 出来が 素晴らしく

千鳥の 金 が 少しも ハゲて なく

綺麗に 光ってます


この鉢は 長年使われ

 棚で水をかけられて

 四季を棚で

過ごして 時代の乗った味わいの深い鉢です


鉢足にも 独特の 雰囲気があります

こんな 鉢あわせも 伝統園芸
 富貴蘭の楽しみです

謹賀新年  《富貴蘭を楽しんで》