日本富貴蘭会 最高位登録品【別格稀貴品】【錦織】 | 富貴蘭を楽しんでブログ

富貴蘭を楽しんでブログ

富貴蘭を楽しんで10年…

日本富貴蘭会 登録品 最上位
別格稀貴品【錦織】です
画像の株は 間口 14センチぐらいの大きさです

葉真には紺が通り大覆輪が決まった上柄 上芸
の株です

【錦織】

平成5年5月13日、和歌山県海草郡野上町(現在の紀美野町)のとある農家の庭先の榧(かや)の木の上で発見されました

それから 十数年の時を経て、伝統ある日本富貴蘭会の歴史の1ページにその名を刻まれた
平成18年の日本富貴蘭会 登録品種です

 発見当時から数年間は、採取地の裏山には生石(おいし)高原があり、この名にちなんで【生石の縞】という仮名で若山富貴蘭会などの展示会に出展されていました

しだいに数人の会員に評価され始め 何か良い名前はないかと考えられ 錦(縞の意)織りなすということで【錦織】と 襲名された 和歌山県産の
自然品種です

様々な表情を見せてくれる品種です

斑のところからは綺麗な ルビー根を出して
くれます

地味な株の方が高く評価されますが
しかし この品種の魅力はあくまでも白と黄とルビー根の織り成す美しい色彩にあると言えます

紺が 葉真に通り 大覆輪にルビー根が出ている姿こそが本来の錦織だと言えます


丈夫な 品種で 幽霊株でも 栽培育成できます
一見 そんな 幽霊株でも 綺麗で ルビー根を出し
鑑賞価値はあります

なので デビューから だいぶ 鉢数は 増えて
いますが 紺地通った 上柄の株は  まだまだ
 流通量は少ないと思います


大型品種で 間口 20センチ 以上になります


上の画像の株は間口 21センチぐらいあり
覆輪も 決まった 最上芸 最上柄の【錦織】です

鑑賞価値としては 地味柄な【錦織】は趣きが
今ひとつかも知れません

しかし【錦織】地味柄
の 方が 株にしたり 増殖したり するにも
価値があり 鉢数も 少なく 地味な株の ほうが
高く 評価されますが 地味柄な株は少なく希少
です


そんな ことから

葉真に 紺地通って 綺麗な 大覆輪の こんな
【錦織】は ルビー色の綺麗な根を出し 
 鑑賞 栽培育成 増殖 の
全ての楽しみがあり【錦織】の 七変化 を
全て そなえた 最上柄 最上柄の 株と思います

まだまだ 富貴蘭品種での 価値を 見直しされても
良い実力と 魅力を持つ 品種と思います

 錦鯉と 同じように
同じ 品種でも (柄 芸)(葉姿 )(作のでき) によって
価値感  評価が 変わるのも 富貴蘭の楽しみです