「趣味の噺」
そう、アンディのヲタクな部分を曝け出してやるんだ！！（笑）
いよいよ、何をもって通常のカテゴリー「アンディのブログ」を更新して良いかが分からなくなってます（笑）
今日のお話しは、「Gのレコンギスタ」
言わずと知れた、"機動戦士ガンダム"シリーズの生みの親、富野監督の最新作！！
まぁ、最新作と言っても、去年～今年の頭の方にテレビ放映されてた作品の再放送。
初回放送時は、私ホームレス中で、山籠りしてましたから、マトモに見れてなかったんです。なので、改めて、最初から最後まで観ました！！
今までのガンダムファンではなく、今の子供達、つまりこれからのガンダムファンの為に作られた話だけあって、ガンダムを知らなくても観れる内容に………
なってない！！（笑）いや、知らなくても観れるのだけど、知ってた方が分かりやすい！それに、昔のMSが出てきたり、感動するポイントが増えるので、お得かも（笑）
子供向けなのか、とにかく明るい（笑）深夜に放送されてたので、本当に子供向けかどうかは定かではないが（笑）
世界は宇宙世紀ユニバーサルセンチュリー(←ガンダムシリーズの世界)の次の世紀、リギルドセンチュリーの噺。
宇宙世紀に人類は戦争に明け暮れ、地球を人が住めない星にしてしまったらしい。その後、宇宙に住む人々は、地球を元の自然が返るまで文明の発達を抑え込んだ。それはタブーと呼ばれ、ある一定の文明の発展に必要なエネルギー、フォトンバッテリーと呼ばれる物を地球と宇宙を繋ぐキャピタルタワーに無償で贈り届ける事で、地球を見守って来た。しかし、地球の文明の発展と、宇宙からの亡命などの影響で、宇宙世紀時代の技術が流出し、それを使っての大陸間戦争が起こるようになってしまった。それは、フォトンバッテリーが届くキャピタルタワーを保有するキャピタルアーミーとその他の大陸、主にアメリア軍との利益独占を巡る争いだった。
そもそも軍を組織する事すらタブーとされてきた為、キャピタル内でも分裂が起きた。元々はアメリア軍の宇宙戦艦メガファウナは、その存在自体がタブーだった為、宇宙海賊と名乗り、単独で行動していたのだが、例に洩れずその争いに巻き込まれる。いや、その戦艦こそが争いの火種になったのかもしれない。何故なら、その船には宇宙から突如舞い降りたG-SELFと呼ばれるモビルスーツがあったからだ。元々はキャピタルタワーの護衛の任務を遂行する為の組織、キャピタルガードの候補生だった主人公のベルリは、偶然にもそのG-SELFを動かす事に、他の誰にも動かせなかった機体を………
ってな感じのストーリー。のはず（笑）
前世紀に宇宙に取り残された人々が再び地球に戻りたい！！という気持ちと、地球に住む人々が宇宙に見出す可能性が、交錯し、争いになる。全ての人の思いは一つ、地球で争う事なく平和に暮らしたい！！きっとそうなんだろうが、そこに行き着くまで、つまりお互いを分かり合うという前に、相手を疑い、牽制仕合、闘ってしまう。人種の壁、思想の違い、地球と宇宙の違い。
憎しみは争い以外生み出すものは無いというのに、人類は歴史を繰り返さずにはいられないのか………
そんな事を思ってしまう。
特筆すべきは、前世紀末に、経済的困窮に喘ぐ下層階級のクンタラと呼ばれる人種がいて、富裕層の食肉にされた歴史を持つ。それは新世紀になっても、差別意識として残り蔑まされた。
そのクンタラの青年、主人公の友人だったルインがマスクを被り主人公ベルリのライバルとして出てくる！
エグい！！！食肉とか、差別とか！！
ファンタジーにとてつもなくエグい現実を放り込んでくるのが富野監督！！
「クンタラの汚名をそそぐ為に！」
分かる話だ。
とにかく唐突に当たり前の様に固有名詞がバンバン出てくる、聞きなれた頃に説明が若干台詞に織り込まれてるくらい。ガンダムシリーズの定番といえば定番だが、物語を注視してても、1回観ただけでは理解しきれないかも（笑）
あとは、富野監督が紡ぐ、台詞に注目！！なんとも言えない。説明台詞も、キャラを立たせる台詞も、物語を動かす台詞も同時にやっちゃう！！（笑）ナレーションはなく、台詞だけで物語を進めてる。あからさまな説明台詞も少ない。もはや、行間を読むどころの騒ぎでは無い！！普通に聞いてたら会話が成立して無いんだもの（笑）でも、それだから良い！！こちらに考えさせる余白を存分に与えてくれてるんだもの。
台本の読めない演劇人や、未熟な脚本家にはオススメです（笑）
「恋を知ったんだ！！誰が死ぬもんか！！」
痺れる台詞は多い！！！
だけど、今までのガンダムシリーズとは、テイストが違うので、
ガンダムを見た事がない人の方が案外受け入れやすいかもね（笑）
宇宙世紀シリーズの方が、やっぱ好きやねん♪( ´▽｀)