読んだ本の健忘録対策として残すことにした。
今回は 村上春樹 回転木馬のデット・ヒート
村上春樹の短編集で実話を元にした対談の書き下ろし小説となっている。
粗筋と感想がごちゃ混ぜになっていますが、何せ健忘録用
お許しを(;^_^A
●レーダーホーゼン
離婚した母の話。原因が父の半ズボンを買いに旅行先で似たタイプの男性に寸法を依頼している時突然離婚を決意した話。わかるようでわからない心理かも。
●タクシーに乗った男
画廊の女主人、好きな絵がタクシーに乗った男。その絵に描かれた男が気になり購入。その男を旅先で見つけた。そして絵を焼いた。過去を消し去ることはできないお話。
●プールサイド
プルーで泳ぐ男。50メートルで25のターンがあるからいい。人生も35歳でターすると決めた。あちら側とこちら側の世界。春樹らしい物の見方だ。
●今は亡き王女のために
スポイルされた女がいた。危うく寝る羽目に。数年後、その夫と合う。彼女は子を無くし変になっていた。一度電話してくださいと夫と別れる。未だに電話していない。うーん春樹のモテ話か。
●嘔吐1979
浮気を楽しむ男、その都度嘔吐する。なんか意味の分からない小説だった。
●雨やどり
編集社に勤めていた独身女が社内不倫男と別れ退社。次の仕事を見つけるまでの間売春をした話。最後春樹が僕にはいくら?二万円。この話不思議と面白かった。最後の場面で昔セックスが山火事だった頃の話を思い出した。と書かれているが、これってどういう意味なんだろうか?わかるようで、やはりわかんない。
●野球場
盗撮男の物語。こだわりの心理がよくわかった。一度その中にのめり込んでしまうと抜け出すにはタイミングと努力が必要。なるほどと腑に落ちたもんな。
●ハンティングナイフ
とりあえず意味不明。しかしあまりその意味すら深く考えてみたくない短編。なんか書きなぐり感凄すぎ、、なんて思い、春樹独特の意味ありげに書くが実は何にも意味のない小説か?なんて書いたらハルキストに恨まれるかも。とりあえず好きではないお話だ。
以上短編9編収録のお話。雨宿りと野球場が面白かったが他の作品は私の理解不足か春樹との波長が合わないのか今一つ感がぬぐえなかった。
村上春樹
ほんとうに不可思議な作家さんだ。
好きではないが、頭の片隅に意識が常にこびりついている。
結局読んでしまうもんな、彼の本を(笑)
回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)
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