朝日新聞がコラムで
「北朝鮮化する日本?」というコラムを掲載し
たらしい。
そのコラム内で

・日本通の韓国重鎮が日本は「官僚が安倍首相
を絶賛している」として北朝鮮のようだと述べ
たという。

と載せている。
このコメントを敢えて載せた朝日の見識にコラ
ムニストの一人が疑問を呈している

まあ、朝日がやりそうな手だが(誰かの意見と
して自分の自説を織り込む手法)それにしても
日本が北朝鮮化とは、また過激な表現だ。

コラムニストも
「理解し難いが、本記事の立脚地点がそもそも
日本側に無い、と考えれば説明がつく」と記し
ている。
そのロジックは、日本は北朝鮮のようになって
きた。なぜなら日本人が安倍晋三首相をほめる
からだ。

コラムニストはさらに続ける

こんな論評は悪い冗談なのか。北朝鮮のプロパ
ガンダなのか。あるいは常軌を逸した人の独自
の「考察」なのか。

ところが朝日新聞のまじめな記事なのである。
唖然というか、びっくり仰天というか。自分と
同じ日本の新聞記者にこんな「意見」を堂々と
書く人物がいることはにわかに信じ難い。

朝日新聞8月11日付朝刊の10面、オピニオンと
いうページに載ったコラム記事だった。
「社説余滴」という通しのタイトルがついている
から社説を書く論説委員たちの順番のコラムなの
だろう。
この記事の筆者は国際社説担当の箱田哲也論説委
員とされていた。

記事の見出しは「北朝鮮化する日本?」だった
。たとえ?がついていても、この見出しが記事
のすべてを物語る。日本が北朝鮮のようになっ
ている、という趣旨なのだ。この記事の最重要
部分はその末尾だった。記事の総括である。
以下のような記述だった。

≪ソウル滞在中、日本通の韓国の重鎮とそんな
話をしていると、こう切り返された。

「ある日本のトップクラス官僚など、口を開け
ば安倍首相はすばらしいと絶賛する。何かに似
ていると思ったら、『偉大な指導者、金正日同
志は』というあれだ。もう韓国を通り過ぎたん
じゃないか」≫

以上の記述からこのコラム記事全体の「北朝鮮
化する日本」という見出しが出てくるわけだ。
いまの日本が北朝鮮のようだというのだ。しか
も政治体制に関して、というのである。

「韓国の重鎮」の言葉を引用し、記事全体の結
びとして、その後には自分の言葉はなにもつけ
ていない。つまり自分自身の主張の総括として
いるのだ。

なんという短絡、なんという歪曲、なんという
屁理屈だろうか。現在の日本が北朝鮮と同じだ
というのである。いや「理屈」という表現さえ
にも値しない。痴論、稚論とでも呼ぶべきか。

その論拠は「韓国の重鎮」の一言なのだ。日本
の官僚が自国の首相をほめたから、日本は北朝
鮮と同じだというのだ。いやはや朝日新聞の社
説はこうした思考回路の人物によって書かれて
いるのか。その事実を天下に知らしめた点では
このコラム記事の価値は高いといえるかもしれ
ない。

(中省略)

ちなみにこのコラム記事の残りの部分もさらり
と要約して紹介しておこう。

箱田記者は韓国に取材に行って、韓国は「現職
大統領を革命的に、しかも非暴力で引きずり下
ろした」のに、「日本社会はどうしてかくも平
穏なのか」といぶかったというのだ。つまりは
日本国民が安倍首相をなぜ革命的にひきずり下
ろさないのか、という疑問を呈しているのだ。
同時に日本国民に革命的な安倍政権打倒を煽っ
ているとも響いてくる。

そのうえで箱田記者は「日本が韓国化した」と
いう見解を熱心に紹介していた。韓国では何も
かも「日本が悪い」と批判する。最近の日本は
その韓国と同じようになった。つまり「なにも
かも韓国が悪いと批判する」という単純な韓国
観が広がった、というのだ。これまた日本の現
実を無視した主張である。

この記事では日本は韓国化し、北朝鮮化したこ
とになる。こんな考察はどうみても日本の普通
の視点とは思えない。病んでいるのか、あるい
はそもそも立脚地点が最初から日本側にはない
のか、そうだとすれば、全体の説明がつくよう
にも思える。

古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)


以上、中々面白い朝日批判ですよね。
古森教授そうとう怒っておられる。

朝日新聞だからこれぐらい書くでしょう、的に
読んでいたら、面白いのに。

アジテーターとしては初歩の初歩の手法。
大衆を煽るにしても、あまりに稚拙な論法。
日本国民はさほど馬鹿じゃないので、この程度の
アジでは騙されないでしょうが・・・

でも、加計問題、森友問題で、論連のすり替えが
見事にはまって、阿部憎しの気運が高まったのは
事実。
ひょっとしたら、この程度のアジテーターでも
加計問題の事を思えば、うまくいくかもと思って
いるのかもしれない。

ちなみにこの論説炎上している。

 朝日新聞が11日付10面(オピニオン面)で
掲載した箱田哲也論説委員(国際社説担当)のコ
ラム「社説余滴 北朝鮮化する日本?」がネット
で炎上している。 

炎上がわかっていての論説
アジテーターのこれまた基本手法。

天下の朝日新聞
匂うぞ・臭うぞ

 

 


 

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