あなたがいなかったら わたしどうなっちゃってたんだろう


あいかわらず 日々は ちいさな棘や ちいさな胸が くるしくなるような 窮屈さをともなって

過ぎていってたんだろう

だって ほんとうはきっとなにも変わってなくて

海を見ても きっと 泣いてばかりいたような気がする


いま こんなにこころがつよくなろうとしているのは
こんなにも また 生まれようとしているのは
おだやかな陽だまりで 安心して眠ろうとするどうぶつみたいな きもちになるのは


ぜんぶ あなたのおかげだってこと

わたしはしってる

あなたも きっと しってるんだね



あなたがいなくなったら わたしはどうなっちゃうんだろう

そんなことばっかり考えると 窮屈になっていくばかりで

いっそのこと失ってしまえば とか
失わないようにどうすればいいのかとか そんなことばっかり考えていると

ああ

けっきょくこれはひとりでいるのと 変わんないな
はずかしいな
じょうずに、できないなあ、わたしも。

優しさって
愛情って

ほんとうになんなんだろう。

どうして ちいさな 不安を 逆毛をたてる猫みたいに かみついて

困らせてしまうんだろう

やさしいから やさしくしないでって
だって あなたがもしいなくなったら わたしはどうするんだろう

備えなきゃ
守らなきゃ、わたしを

わたしのことしか考えていないのは わたしのほうだ。

愛情も情熱も優しさもたくさん持ち合わせていたはずなのに
それはぜんぶ わたしだけのために 誰かにプレゼントしていたのかなあ。



「ぜんぶ受け止める必要も愛する必要もない」、と人は言う。

とても正しくてかなしくて強い言葉だと思ってた

正しいことはいいことだ、とおもっていた。
もっと正しくならないとっておもってた。

みんなべつべつの人間なんだから、わたしはわたしだけでなんとかしなくちゃ、しっかりしなくちゃ


なのにあなたはぜんぶうけとめようとする。
それを自然のことみたいに 笑って 離れていかないで 追いかけてくれる

あなたみたいな ひと どうして いるんだろう

泣きたく、なる。
ほかのことがぜんぶどうでもよくなってしまう。

だってそのためにわたし 生きてきた

でも 失ってしまったら わたしは どうなってしまうんだろう。

ことばでいわない。
でも抑えきれないくらいの、きもち。

からだをかさねるのより、きもちいいこと。

こころが、かさなること。

わらってほしい。
その手にふれていたい。
ずっとずっと一緒にいたい。

だれにもあげないって
ぜったい わたさないって
つよく つよく おもう

これは危険なこと?


どうして きのう聞いた素敵な話みたいに

『見返りなんてない。
一緒にいられることが、隣にいてくれることが、神様がくれた最高の宝物でしょう。
それ以上なにもいらない。

見返りは相手の存在そのものだよ。』


赤面、しそうになった。

なんか わたしって 恥ずかしい。

愛情を望んでばかりで、もっともっとって。
ほんとに はずかしいなあ。

見えないけど 泣いてばかりいる
うれしいときも ふあんなときも

愛しすぎて 泣きたくなる


朝 昼 太陽 夕暮れ 月 星 夜 夜 夜、また、朝・・・

どの時間にも
会えない時も
あなたはわたしの中で大きく息を吸ってずっと生きている
一緒にいるときも
くっついてわらってねむって、すこやかな朝、あなたの鼓動で目が覚める。

神様はちゃんとそこにいて、『もうほんとうに最後だからね』って
わたしに希望をくれた。

ほんとうに もう最後だとおもう。
絶望からもうはいあがれないと おもっていた

こんなくらい部屋からは 出ることはない とおもっていた。

ねえ、あなたの背中に羽根がみえる。
笑ってもいいよ。
黒い羽根でしょって笑ってもいいよ。


それはきっとあたしにしか見えない。
まっしろでふわふわできらきら光る まぶしすぎる羽根。


その羽根に触れるたびに あたしは泣きたくなるの。
もう なんもいらないって



こころのまんなかで おもうよ。


わたしが大好きな大島弓子さんの代表作『バナナブレッドのプディング』の中に、衣良(いら)が御茶屋 峠に向かって、『わたし 一生懸命 峠さんのことを 神様だと思わないようにしてるのよ』という台詞があるのです。

それをはじめて読んだときはまだ幼すぎて、それがどういうことなのかわからなかったのです。

わたしが本気で愛したといえる恋人はいままではひとりでした。
その相手との日々を紡いでいくうちに、わたしはこの衣良の感覚に出会いました。

『この人は、わたしの神様だとおもってしまうかもしれない』自分。

自分にとって、親よりも、絶対的な存在。
自分を擁護し、存在を認めてくれる存在。
渇望し、子供に帰ったように独占し、傍にいて欲しいと、甘えてしまう存在。

その危険さをわたしはそのときはじめて知りました。

そうして彼とはなればなれになってからはずっと、ほんとうに神様のいない日々だとおもいました。


神様なんていない。誰かを自分の神様にしてはいけない。
そう おもっていた 日々。

でもわたしは見てしまった。

衣良の御茶屋峠、ちびねこのラフィエル、F式蘭丸におけるよき子の蘭丸。

ずっとずっとほしかったもの。

oo


神様だっておもっちゃいけないとおもってから 決めたの

ちびねこがおもったように

おかあさんみたいになりたいとおもった。


それは現実の母親とかではなくて もっと確かなもの。

母性。あなたを見てるとわたしの内側から自然に出てくる誰かを守りたいとか優しくしたいとおもうきもち。
真綿のようなこころで包んであげたいというきもち。

なくならないで。わたしの中から。

今日の一曲
stina nordenstam/Little Star

st


Little star, so you had to go.

You must have wanted him to know.
You must have wanted the world to know
Poor little thing.
Now they know

.Little star,I had to close my eyes.

There was a fire at the warehouse.
They're always waiting for a thing like this.
Came driving from all over town,For you, little star.

Little star, you, little star.

(Sax solo)

Little starSo you had to go

You must have wanted him to know
You must have wanted the world to know
Poor little thing
And now they know

Laudamus, adorramus te, Dominec.
LaudamusbenedicimusDomine Deus.
LaudamusbenedicimusDomine Deus
.Cum Sancto Spiritu, in gloria Dei Patris.

For you, little star.