10月1日金曜日に大阪自然史博物館で開催中の「大絶滅展」を見てきました。

 

 地球に生命が誕生して40億年。何度も繰り返された種の絶滅と繁栄の中で、特に規模の大きかった5つの「大絶滅」に焦点を当てた企画展です。
 会期末が近いので平日の11時頃でしたが、場内は結構混みあっていました。
 
 約4億4400万年前海の生物に大きく影響した最初の大絶滅「O-S境界」イカのように見える巨大な節足動物に近い「エーギロカシス」の化石と復元標本。右側の小さな復元標本は「アノマロカリス」
 

  水中の捕食者「アクティラムス」(ウミサソリ)の化石標本レプリカと復元標本。
 

 約3億8000万年前~3億6000万年前F-F境界。火山活動に起因した寒冷化による複数回の絶滅事変。海の三葉虫や↓当時の海中で最強の捕食者だった「ダンクルオステオス」が絶滅。一方、陸上では巨大な森を中心とした植物の生態系が始まる。

 

  この巨大ムカデにしか見えない復元標本「アースロプレウラ」が現代に生息していたら…と想像したら、怖かった。

 

 約2億5200万年前。史上最大の絶滅が起きたP-T境界。シベリアで起こった大規模火山活動に起因する古生代の終わりを告げる海陸生物ともに多くが絶滅。恐竜・魚竜・哺乳類に繋がる仲間が生き残る。生き残った「ディメトロドン」↓

 恐竜っぽく見えますが、「単弓類」という哺乳類に近い仲間に属する生物。

 

 約2億100万年前のT-J境界。超大陸パンゲアの分裂による火山活動は爬虫類の世界を大きく変え、恐竜の時代へとつながっていきます。

 

 左・クリオロフォサウルス 右・レドンダサウルス
 

 最後は約6600万年前。小惑星衝突による恐竜の時代の終焉K-Pg境界。恐竜絶滅後小さなネズミのような哺乳類が生き残り、そこから人類へと進化はつながっていくのです。
 と、ざっとこんな展示でした。情報量もそこそこ多かったのですが、一つ一つをじっくりと観察するのは難しかったです。私的には、やはりジュラ紀境界となるT-J境界が見ごたえありました。
 これだけ気の遠くなるような時間の流れの中で絶滅と繁栄を繰り返してきた現代の私たちも含む生物ですが、次の大絶滅は必ずしも環境変化によるものではないのかもしれないなと思いました。薄気味が悪いほど発達したAI。私たちの絶滅はAIが引き金になるというのも、現実にありえるよなぁと、見終わって背筋が寒くなりました。