2018年4月から謎の顔面皮膚炎を患い、2020年6月から記録更新を始めた謎の難治性顔面皮膚炎シリーズ第29回目の更新です。

 ※注・長文です。後半へいくほど汚い内容が含まれています。お食事中の方は自己判断でお読みください。

 

 これまでの更新記録1~10まで。

 続き番外編を含む記録11~28まで。

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 今年の3月に外食の親子丼で食中毒になり、服用していた消化器系のお薬一種を中止してみたところ、顔面皮膚炎の特にしつこく発生し続けていた唇周囲の膿疱ブツが枯れ始め、もしかしたらこのまま消滅するのではないかと淡い…どころかかなり濃い期待を持って経過観察をしていましたが、残念なことに見事に?再発。

 またもや。膿むつぶれる。赤くなる。膿むつぶれる赤くなる。の繰り返し。唇周囲ですから、口開けると痛いんですよね。そこへもってきて、食中毒の後遺症から再発した過敏性腸症候群も、まったく治まってくれない。この過敏性腸症候群。ガス型というやつで、強い腹痛と出ても出なくても便意を催してしまうような症状が食事後延々と続くのです。これが原因で、症状が頻発する時にはすぐに自宅へ戻ってこられる範囲しか外出出来なくなってしまったほどでした。

 ある意味。顔面皮膚炎より更に辛い状態に陥ってしまいました。そのたびに湧き上がってくる食中毒の源となった親子丼を食べさせた某鶏料理店へのものすごい怒りと恨みの心。

 しかし。

 某鶏料理店を恨み続けたところで、そこからは何も新しい道しるべは生まれてこないということは、かれこれ5年も謎の皮膚炎と戦い続けてきてわかりきっているので、恨みの矛先をこれまでのように原因究明に費やすことにしました。

 今回はいつまでも治まらない謎の過敏性腸症候群について調べました。

 まずこれまでの私の人生を思い返すと、それほど深刻ではなかったけど何かをきっかけにして一定期間続く過敏性腸症候群の兆候は持ってたと思います。ただ、これほど長い期間続いたことは、これまでにありませんでした。

 良く過敏性腸症候群って、神経の細やかな人・ストレスが多い人がなりやすいって定説みたいに言われますよね。私自身も、てっきり食中毒のトラウマで、精神的に過敏性腸症候群が治まらなくなってしまったのか。と思い込んでいましたから。

 食中毒で経験した症状とストレスで腸内環境が乱れて腸が弱り、抜けられない過敏性腸症候群に陥ってしまったんだと思って、腸内環境を元の良好な状態に戻さなくては。と、朝食でヨーグルトを食べ。間食で乳酸菌の入ったビ〇コを乳酸菌飲料のヤク〇トやピ〇クルを飲みながら食べ。善玉菌の餌になるオリゴ糖入りとかそういう腸に良い影響を与えるプロバイオティクス的なものが含まれているものを食べたり。

 ともかく食中毒で壊れてしまった腸内環境フローラを育てなあかんと、私なりの努力はしていたのですが、過敏性腸症候群の症状が良くなるどころか、じわりじわりとむしろ悪くなっていくばかり。

 なんでやねん…。

 なんで、朝食摂ってきっちり3時間から4時間で、タイマーでもセットしてあるかのように腸内でガスがむくむくと動き始めて痛み始めるねん。

 深刻に悩みながら調べ続けたある日。

 もしかしたらこれか。とたどり着いたのが、フォドマップというもの。

 

 

 

 

 

 高フォドマップ食というのは、摂取すると腸内で異常発酵を引き起こす4つの糖質が豊富に含まれている食材食べ物のことで、低フォドマップ食というのは4つの糖質を含まない食材食べ物のことです。
 この本の内容は表紙帯にも書かれてますが、まず「納豆・牛乳・ヨーグルト・小麦・タマネギ・リンゴ」の6品目を含む食材食べ物の摂取を一切やめてみるという食事法が理由とともに解説されています。
 割と読みやすい内容で、本文だけ読んでみると、実に簡単そうな食事法に思えるんですけどね。実際には、乳・大豆・小麦・玉ねぎは、ありとあらゆる調味料や加工食品の原材料に含まれています。
 現代人の食生活において、これをすべて排除するとなると、正直生活が成り立たない。大変なお金がかかる。精神的にストレスがたまる。なにより、栄養失調になって体壊します。なので、私はまずこの排除する6品目を普段食べていた朝食・昼食・夕食の実際のメニューに置き換えてみました。
 すると…。
 もう何年続けてたというより、子供のころからずっと食べてきた朝食に問題があることが一目瞭然でした。子供のころからなので、特に何も考えることなく大人になってからも習慣的に食べてきた朝食。それは、パン・インスタントコーヒーを溶かした低脂肪乳のカフェオレ・ヨーグルト・バナナ一本。このメニュー4品の中には避けるべき6品目の実に3品目が含まれています。私、ヨーグルトも乳酸菌飲料も、子供のころから習慣的に摂取してたし、むしろ好物でしたから、おやつにも食べたりしていました。
 それをやめなくてはならない。
 これはちょっとショックでしたが、朝食を食べた後タイマーでもセットしてあったかのように同じ程度の時間経過で腸がおかしくなってくるというのが、ほぼ毎日になってきていて、日常生活にも支障をきたしていましたから、10/10日から朝食をご飯・野菜や木綿豆腐など具をたくさん入れた味噌汁・バナナ一本に変更。
 おやつ的な菓子パン類も含めて一切のパン・ミルクの入った飲み物・ヨーグルトを断ちました。3月から体重の減少がマイナス7㌔で43㌔とかまで落ちてしまっていたので、体力が落ちてしまうと思われる高フォドマップの全排除はしませんでした。あれから今日で1ヶ月になります。
 なんと。
 腸内でガスがむくむくと発生。腸が痛み始めるという症状が、ほとんど気にならなくなりました。まったくゼロになった。というまでには至りませんが、行動制限が少しづつ取れてきた感じです。
 本に従うと、ここから排除した食物を1週間に1品目づつ戻して、その中のどれが腸に影響していたのか検証するという項目に移行するのですが、私の場合、「ヨーグルト・乳酸菌飲料」が原因食物ではないのかと思っています。
 実は朝食を和食に置き換えて比較的短期間から腸のガス不具合が減ってきたのは実感していました。ところが、今度は便秘気味になってきてしまいました。これまで便秘なんて扁桃摘出手術入院した時くらいにしか経験がありません。それでもまあ、量は少なくても何とか少しづつは出せていたのですが、朝食和食生活を始めて7日目の朝事件が起こりました。ここまで書くのはためらわれますが、誰かの参考になるかもしれないので書きます。
 トイレに座っている最中に排便が途中で止まってしまったのです。何が起こったのかわからなくて、一瞬思考が停止しました。しかしなんとかしなくては。でもどうすれば?脳内がパニック状態に突入。
 力を入れたら出せそうなのに出せない。どうしても途中から外に出てきてくれない。色々と手を尽くしましたが、ついには血まで出てきてしまったので、自力でどうにかすることを諦めて、痛む尻をかばいながら、その道のプロである肛門科に行きプロの手で摘出してもらいました。直腸壁からの出血もあったので摘出はむちゃくちゃ痛かったです。
 それなりの事後処置であったり対処の薬であったりを処方してもらって帰宅してから、「こんな恥ずかしい目に遭わなあかんようになるなんて。便秘は恐ろしい。やっぱりヨーグルトはやめたとしても、お通じのために何らかの乳酸菌を摂取しなくては」と思い詰め、1週間前から摂取を中止して以降冷蔵庫に残っていたヤク〇トを5日間ほど続けて飲んでみたところ。
 あの腸の嫌ぁなむくむくが復活してしまったのです。その時に悟りました。
 私の今の腸には「ヨーグルト・乳酸菌飲料」は禁忌なのだと。
 今のところ、たまたまの摂取で腸の不具合が出ると判明している食べ物は「納豆・ハチミツ・ヨーグルト・乳酸菌飲料」パンは試してませんが…もう食べられなくてもいいかなと思ってます。饅頭の皮とか小麦粉を含む食べ物は食べてます。
 やっと本線に戻りますが、唇周囲の膿疱ブツが今消えかかってきているのです。
 今度こそこのまま消滅してくれるのか?
 期待を持って注視しています。
 ちょっと汚い内容も含みますが、ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
 願わくば、この私の一連の記録が、誰にも相談出来なかったり、どの医者にも理解してもらえなかったりして追い込まれ、出口が見つからなくて悩んでいる誰かの希望の光への突破口となりますように。
 
※フォドマップについては完全に私独自の考えで部分的に取り入れました。完全を目指される方は、それなりのプロの指導を仰がれたほうが良いと思います。