そもそも、最初の皮膚炎はいったい何だったのか?

一軒目の皮膚科で処方されたステロイドでステロイド酒さ様皮膚炎を発症。

完全に、最初の皮膚炎のほうが、まだましだったよ。なひどい状態になり、

最初の皮膚炎を違う医師に診てもらうことが不可能になってしまいました。

そこで、必死に記憶をたどってみました。
 

2017年の師走頃、インフルエンザ予防のため着用していたマスクのフチが接触する付近に、

押すと少し痛む小さなおできのような出来物が、数個出来た。

最初その出来物は、市販の顔面皮膚炎用のノンステロイドのローションで治まる程度のものだった。

 

2018年4月末頃、突然様子が変わった。両頬と口周りが発赤。

その直後からボツボツとした丘疹が短期間で発赤した部分にひろがっていった。

ただその頃は見た目のひどさに比べて痛くも痒くもなかった。

 

2018年5月半ば、最初の皮膚科で「脂漏性皮膚炎」と診断された。

ステロイドであるロコイド軟膏・抗真菌剤ラミシール軟膏を処方され、二週間使用。

赤みと丘疹は治まりかけたかに見えたが、すぐにぶり返した。

この皮膚科の医師は、それに対して

「こんなにすぐに症状がぶり返したのは、アレルゲンに接触し続けているからに違いない」

「ステロイドの塗布回数を増やしてください」

 

2018年6月、最初の皮膚科に疑念を抱き、違う皮膚科へ。

ステロイドの不適切な使用による酒さ様皮膚炎と診断される。

イオウカンフル・抗生剤アクアチム軟膏・ビタミンCとB群の処方。

内服抗生剤ミノマイシンは処方されたが服薬出来なかった。

一時的に顔面の酒さ様皮膚炎による無数の丘疹が破れ血と浸出液とかさぶただらけのゾンビのような状態に。

このころには痛みと痒みで悩まされた。

以後、この皮膚科での治療方針は、顔面に無数に出来てしまっている酒さ様「ニキビの治療」

2018年10月、漢方薬 十味敗毒湯と外用抗生剤クリンダマイシン処方。

クリンダマイシンはあまり効果がなく中止。

2018年12月、鼻のニキビがひどく外用ベピオ過酸化ベンゾイルが追加処方。

皮膚炎の痒みを抑えるためアレグラを服用。

2019年1月、ベピオの効果か、鼻・顎・おでこにまで広がっていた皮膚炎の範囲が大幅縮小。

ところが、2019年4月ごろから、再び鼻・顎に散発的に皮膚炎が再発。

一ヶ所が治まって数日で又違う場所が赤く腫れて膿んでしまうの繰り返し。

この時点で、最初の皮膚炎を発症してから一年が経過。

回復していっているという感じはまるでなかった。

 

いったい。これは何なんだ?

本当に治るのだろうか?

24時間痛みと痒みに耐えながら気が狂いそうになる。

耐えて治るものなら、我慢するけど、今の状態は、出来物のもぐら叩き状態。

出てきたら抗生剤を塗り、引っ込んだと思ったら、又違うところに出来物が再発。

こんなことがエンドレス。

私のしていることは、「なぜ出来物が治まらないのかの根本を突き止める「治療」ではなく、

出てきた出来物をとりあえず抑え込む「対処療法」でしかない。

 

更年期の自律神経の乱れ。

生理周期による定期的な吹き出物の悪化。

ホルモンバランスが崩れたことによる毛穴の脂質異常も重なっている。

という二軒目の医師の推測も聞いたけれど。

本当にそうだろうか?

 

と、ここまで突き詰めて、一つ見落としていたことに気が付きました。

それは、最初の皮膚科にかかっていた、2018年5月。

ステロイドもラミシールも塗らなかった唇の周囲。唇の輪郭を縁取るようにボツボツが出たり引っ込んだりし始めていたということ。

そのボツボツは最初、朝出てても一旦目立たないくらい引っ込んで、夜になると又目立ってくる。

ちょっと変わった吹き出物でした。

当初、ヘルペスを疑いましたが、ヘルペスの水疱とは明らかに異なる出来物で、

そのボツボツはだんだんと化膿したニキビのような白い部分をともなったものとなり、唇本体にも出たり消えたりを

繰り返すようになりました。皮膚科での見解は、「ニキビ」というか「アクネ」が原因とのことでしたが、

ここで、最初の皮膚科が口にした言葉を思い出しました。

「こんなにすぐに症状がぶり返したのは、アレルゲンに接触し続けているから」

この言葉は、その後の原因を究明していくうえでの舵取り指針となりました。

本日はここまで。

続きは次回へ。
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                                 謎の難治性顔面皮膚炎記録3