この↓化石は「スカフォニクス」という「爬虫類」の祖先です。ほぼ全身の化石なのですが、かなり特徴のある頭部をしているのがわかります。
 
$がーこの世界観-地球最古爬虫類祖先


 そしてこれが↓化石をもとに「復元」した「骨格標本」
 
$がーこの世界観-地球最古爬虫類祖先


 特徴のある大きな「前歯」というか「出っ歯」がある「生物」です。↓この「生体復元模型」を見てみると、なにやら見覚えのある「お顔」…「緑色の丸い顔に出っ歯」これ、「何かに似てる」と思いませんか?
$がーこの世界観-地球最古爬虫類の祖先


 「がーこ」はこの「スカフォニクス」ずばり「ガチャピン」ガチャピンに「似ている」と思いました。なので以下「ガチャピン」と記します。

 この「ガチャピン」二億三千万年前にはうじゃうじゃと生息していたらしいです。どのくらい多いかというと部分的に全化石の四割がこの「ガチャピン」で占められる場所もあるくらいの「うじゃうじゃ」度。穴の中に巣をつくって生息していたこの「ガチャピン」その数の多さもあって、この時代の他の「肉食」生物の「格好の獲物」となっていたらしいです。 
 主に「ガチャピン」の巣の外を、肉食生物が待ち伏せ、穴から出てきたところを↓このように「ガブリ」と…。

 
$がーこの世界観-地球最古の恐竜


 いちど「ガブリ」とやられるだけでも「ガチャピン」たまらないというのに、さらには↓この当時最大級の「サウロスクス」という「ワニの祖先」にも狙われて「二度ガブリ」とやられることもあったかもしれません…。 

 
$がーこの世界観-地球最古恐竜


 生息数の多さゆえに「食物連鎖」の末端を担い、この時代の「ガチャピン」いや「スカフォニクス」まさに「受難」の時代だったのですね。ただ、「スカフォニクス」ただ食べられるだけのひ弱な「生物」というわけでもなく、中には相当「長く生きた」個体の化石も発掘されているらしいです。数は多いけど意外と「したたか」だったのかもしれませんね。

 本日はここまで。