今日のランチはぶりの照り焼き定食だ。

 

 

好物のぶりに舌鼓をうちながら昨日の事を思い出していた。

 

久しぶりに大学生の長男の部屋に足を踏み入れ大掃除したのだ。

部屋を覗くたびにあまりの散らかりように絶望し、そのままドアを閉め見なかった事にしていた、

しかし、もう限界だ。

勇気を出して部屋に入る。

ペットボトルが散乱し床には脱ぎっぱなしの服や大量のプリント、コンタクトの箱、

賞味期限が切れたお菓子・・・もう床が見えない。

とりあえず窓を開ける。

何となくそんな予感はしていたのだが、、

床のプリントを拾った時に小さな虫が飛び出てきた時はギャアッと叫んだ。

 

変な汗をかきながら片づけを進めていると、見つけてしまった。

それはクローゼットの奥の方に追いやられていた。

 

何年か前に息子にお薦めだから読んでみてと手渡した本だ。

当時、私自身が読んでみて何か感じるものがあり、長男にも読んでほしいと

薦めたのだと思う。

手渡した時は読んでみる、と前向きだったはずだが読んだ形跡もない。

埃にまみれ無残な姿だ。

そういえば感想を聞いた時も何となくはぐらかされていた事も思い出す。

上手く言えないが何か虚しさを感じた。

 

しかし、長男からしたら押しつけがましく感じたのかもしれないし、興味の無い分野なのかもしれない。

いや、しかし違った角度から物事を考えられるヒントを得られるかもしれないじゃないか。

 

とりあえずもう一度笑顔で「お薦めの本があるんだけど~」と手渡してみよう。