1月12日(日本時間13日)にハイチ共和国を襲った大地震。
約20万人ともいわれる犠牲者、メチャメチャに倒壊した建物など、
その惨状は日本でもいろいろと報道されていると思います。
でも、ニュースを見ても、どこか遠い国の話という気がして、
いまいちピンと来ていなかったのも事実。
「やっぱり地震は恐ろしい」「これほどの痛手からどう立ち直るんだろう」などと思いはしても、
正直、他人事のように感じてました。
けれども、この記事を読んで、いろいろと考えさせられました。
http://www.jiji.com/jc/v?p=new-special-haiti0001
これは、時事通信社の記者を務める私の友人が、地震直後に現地入りしたときの様子を、
体験記という形でまとめた現地ルポです。
私がこれを読んで一番感銘を受けたのは、
悲惨な状況の中でも「生きていこう」とする人々の力強さでした。
ニュースでは災害の規模や悲惨な現状は伝わってきますが、
「こんなひどいことになってしまった」という結果ばかりを見ている気がするんですね。
でも実際には、現にそこにいて、何とか日々を生きていこうとしている人がいる。
ニュースというのは「過去形」になりがちですが、
実際には物事は「現在進行形」で動いているのです。
その「現在進行形」の人々の様子が、このルポからひしひしと伝わってきます。
たとえば、倒壊したスーパーの瓦礫の下から食料を探そうとする人々、
支援物資を求めてわらわらと集まってくる人々、
「この惨状を一人でも多くの人に伝えてほしい」と訴えてくる人、
そして、これほどの状況の中でも笑顔を見せる子どもたち・・・
彼女が写した写真の中から、そういうリアルな「ハイチの今」が見えてきます。
たしかに悲惨な状況だけれど、そこには「生きるエネルギー」もあふれている。
何があっても生きていこうとする人間のたくましさみたいなものがある。
と同時に、人々の優しさも伝わってきます。
「とにかく一刻も早く現場に」と単身乗り込んだ彼女を、行く先々で助けてくれた人々。
もともと「行き当たりばったり」な彼女なのですが(笑)、
ある意味無謀ともいえるこの取材が成功したのは、見知らぬ人々が手を差し伸べてくれたからでもあったのです。
(彼女がメールでそんなふうに教えてくれました)
こういう「生の声」に触れることってなかなかできないと思ったので、
彼女の了承を得て、ここでご紹介させていただきました。
かなりボリュームのある記事ですが、お時間のあるときにでも、ぜひ見てみてください。