骨董を使うこと | 風光舎 -kyoto-

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いま「トットてれび」が放送されていますね。ドキドキ

満島ひかりさんが、黒柳徹子さんを演じておられてとんでもなくキュートです。ストーリーも展開が豊かで面白いし、何より出演俳優さんが皆さん往年の昭和スターをお芝居の上手な方ばかりが演じておられてます。笠木シズ子をエゴラッピンの中納よしえがやってました。横には「あまちゃん」のテーマ曲をつくった大友良英。なんていう楽しい仕掛けも。


©NHK


衣装もセットも、言葉使いも、昭和30年代!!このころのテレビジョンはドラマもバラエティもニュースも生放送だったそうです。お祭り騒ぎのような毎日だったことでしょう。テレビ放送の「日の出」ですね。



のドラマの中で、ミムラさんが演じておいでの 向田邦子。


皆さんご存知でしょうか。昭和に活躍し、直木賞も受賞している作家さんです。


「父の詫び状」「寺内貫太郎一家」「思い出トランプ」

など名作多数。

エッセイ・人間観察描写の名手と言われた向田邦子。

その筆致は、人間の暗くて、どうにもならない人間のうしろめたさを描きながら、キャラクターや登場する一人称の人物は、隠しきれないやさしさや暖かさや、間の抜けたところを持っているのです。

読み味はすっきりとした爽やかさも持ち合わせています。



つまり、登場人物たちや書き出されるそれぞれの心情が非常によくくみ取られている、人間が人間らしい血の通った物語なのです。

スタッフK、もともと向田作品が好きなのですが、骨董品を蒐集していたと知ったときはいささか興奮いたしました。

「かっこいい」人、ハンサムな女性として自立しておられたのだと解釈しております。



青山のマンションに一人暮らしの放送作家兼エッセイスト。料理好きで家には山盛りの古陶磁。愛猫。客人の文化人。

(「ままや」という居酒屋を妹さんと開けておられたこともあるそうです。)

スタッフKのあこがれです。。。がぜん白洲正子さんよりも目のセンスの良い方だと個人的には思っております。。。。。怒られそうですが(笑)



しかし、さらにカッコイイのが器を買う時の選び方。

「一目惚れ」「使いよいか」のいずれか2点のみ。


「安南仕込茶碗」(左はし 実際の愛用品の写真)




緑釉のまったりとかかった鉢というか、茶碗というか。こちらに出会われたときのことを


「見た途端、耳の後ろを、薄荷水でスーとなでられた気がした」そうです。


自分と相性の良いもの・気風があうもの、傍に置きたいものを感覚でとらえたときの秀逸な表現だとおもいます。

ここまで見事な買う際の「自分なりの基準」はなかなか持つことのできないことかもしれませんが・・・買い慣れると屁でもございません(笑)DASH!


一枚5000円のお皿を「高い」と感じるか「安い」と感じるかは、手に取られた方の感覚次第ではございます。

自分自身の食事のために、よいもの、相性のしっくりくるものを持つということの贅沢は、本来お金では動きようのない心を尽くす時間ではないでしょうか。


骨董品は高いから飾っておきたいお気持ち、痛いほどわかります。われたり欠けたら悔しいですもんね。



先の記事にスタッフTも書いておりましたが「美術は身近」なものです。

こと骨董品の器類に関しては、是非ご購入ののちお使い頂きたく思います。




スタッフKも自宅でちょい古い伊万里や、瀬戸をつかいますが、なんというか、、

もう100均のものが粗末に思われて使わなくなっちゃいました。。


やはり、見た目だけでなく、持った時の重み、高さ、容量、すべてよくできている上に、この手に取っているものを、同じようにちょんまげや着物の江戸人たちも手にしていたという事実もまた一興。作った江戸時代の陶工に思いも馳せていきます。



一件高く見えた器も、自宅にきて、手料理がのるとしっくりくるものです。

その高揚感を一度だって経験すると、骨董が面白くなりますよ~