今日も、簡単なところだけ、ちょこっとお掃除をしています。

 

何しろ、しゃがんだり、座ったり、膝をついたりが出来ないので、

色々な道具を駆使して、道具の力を借りて行う掃除なのでね・・・

ま、簡単に・・・という感じになります。

 

 

昨日は、毎度毎度、3日かけて作る「豆」のおかず。

そうです・・・お正月のための「黒豆」を、今日の仕上げになるように

スケジュールを組んで(大げさ~!)浸水から、グツグツ煮る日から、

味付け&仕上げの日と、足掛け3日をかけて、本日出来上がりました。

 

 

あとは、紅白なます・かまぼこ・筑前煮・栗きんとん・・・

こんな感じで、簡単なものを作って、お正月を迎えます。

 

嫁時代は、思い出したくもないけれど、

種類も多ければ、ひとつひとつの分量も多く、

お餅も5升分ほどもついたり、出汁もすべて手作りでしたし、

「9」の付く日には、餅をつかないらしく、

いつも、お餅つきは30日と決まっていて、

5升分のお米(50合分ね)を、いくら井戸水といっても、

5升分のもち米を研ぐのって、そのうち手がかじかんでしまいます。

 

昆布巻き

里芋の煮っころがし

田作り

鰤の照り焼き

黒豆

紅白なます

きんとん

などなど・・・すべて、大量に手作りでした。

 

作っても作っても、気持ちの「焦り」があって、

義母からは、作っても文句を言われ、作るスケジュールがちょっと遅いと、

それはそれでまた文句を言われ、

ちっとも気持ちが休まる事はありませんでしたね。

 

年末のお節作りや、餅つきをする合間にも、

掃除はやらないといけないですし、

田舎特有の、だだっ広い3階建ての家でしたので、

窓ガラスも、数十枚とあって・・・

床掃除も、畳の掃除も、2ヶ所あったキッチンの掃除も・・・

お風呂場もトイレも、玄関も・・・

 

お正月を迎えるのだから、当たり前と言われれば当たり前ですが、

「今、これからやろう!」と思っていたところに限って、

目ざとく義母がかぎつけてきて、

「まだやっとらんがかぁ!」と怒鳴られる事はしょっちゅうでした。

 

そんなだから、ただでさえ、やってもやってもきりがない家事が、

焦りや、また怒られるかもしれないという緊張感や強烈なストレスを抱えて、

年末の家事、料理をやっていましたね。

 

 

そして、義姉さん一家(5人)

2番目の義姉さん一家(5人)

4番目の義弟さん一家(4人)が、一気に押し寄せてきます。

(私は、3番目でもある長男の嫁)

 

その頃は、我が家は6人家族でしたので、

総勢、20人分の支度やお世話等を全部私がやらねばならず、

自分が作ったお節料理や煮物等も、作った人は食べられないという事実(嫁だから)

 

団らんもも入る事は許されず、コタツに入った事もないです。

てか、入る事は許されませんでした。

 

自分が産んだ息子達よりも、格下という位置。

 

たくさんの布団の準備やら、ストーブの準備、

洗濯も、全員の分を洗い、乾かし・・・

 

お風呂も、お風呂とはいえないくらい・・・20人目に入浴。

 

そして、浴室の掃除を、冷え切った身体で行うのですが・・・

少し離れたところに、義父母の部屋があって、

私が、お風呂場を掃除している「音」を聞き耳を立てているのでした。

 

終わった頃に、お風呂場にやってきて、

しっかり掃除が出来ているか、確認をされ・・・

私はきちんとお掃除をしている「つもり」なのですが・・・

そんな事はどうでもよくて、義母は、わざわざ掃除のやり直しをしておりました。

私の目の前でね・・・

 

そこで、またチクリと、

「風呂場・・・壁がまだ汗かいとる!」とか言われてました。

 

初めの頃は、チクリと言われる事が辛かったのですが・・・

だんだんと、年齢を重ねてくると、

「おうおう、眠いだろうに、わざわざ、風呂場の掃除をしに起きてくるなんて、

ご苦労なこって!」と、心の声で闘っておりましたwww

 

 

元日は、掃除をしなくてもいいという言い伝えもあったと思うのですが、

(だから、大掃除をするのですよね・・・いつも忙しくしている主婦の手を休ませるためだとも聞いた事があります)

それに倣って、元日は掃除は何もせずにいると、

義母が、早朝からあっちこっち掃除機をかけ始めて、

私に聞こえるように、

「うちの嫁は、掃除の一つもせんと、いつまでで~~も寝とるダラ嫁や」と。

 

 

今は、そのような事を言う人はもちろんいませんし、

息子達も、以前の・・・いつもなにやらうるさくて、小言も多く、

笑う顔を見たことがない、以前の家族を見ながら育ったので、

今は、とても静かに、扉の開け閉めや、足音の立て方等、

音の出し方なんかも、本当に静かにしながら、日々行動してくれています。

 

 

今は、親子3人で暮らしていますし、

3人とも、あの頃のなんとも言えない・・・陰気で、無駄に厳しかった生活を知っているため、それぞれが、「出来る時に、出来る日に、無理やりにではなく、本当に気分の良い日に、お掃除をしたり、整理整頓をしたり」というのをしています。

 

 

時々、どうしても、こういう節目の日には、

昔の事が思い出されてしまい、面白くもない事を書き連ねていますが・・・

仕方ないのですよね・・・

 

 

実際の暮らしでは、今はとても静かで、誰からも何も言われませんし、

表向きは楽チンなのですが・・・

 

こういう暮らしが出来ている礎には、

今とは反対の気持ち、どうしようもない暗黒の暮らしがあったため、

毎回、こういう特別な「ハレの日」の期間になると、

虐げられていた暮らしが思い出されてしまい、

実際には、心の奥は、とても・・・今でも苦しくなります。

 

ひとつひとつの作業をする度に、思い出すからです。

 

それは、この先、ずっと付きまとうと思いますし、

忘れる事なんてできませんから。

 

 

なので、今の3人での暮らし・・・静かですが、

親子3人・・・気持ちはとても「安堵」しているのです。

 

 

 

コロナが始まって以降、田舎の家には帰っていませんが・・・

 

今、その事で、どうしようかなぁと思案中。

 

実際問題、お墓を掃除しに行かなくちゃとは思うのですけどね・・・

 

行きたくないというのが、ものすごく強くて。

 

もう、こういう話を書いているだけでも、胸の奥が締め付けられて痛くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日のこと。

 

 

 

ホントは、昨日もあっちこっち、ちょこっと掃除をしたりする予定だったのですが、

昼食を食べたあと、ちょこっと休憩しようと思って、テレビを点けたら・・・

 

10年前に放送された「とんび」が一挙放送というのを見つけてしまいまして・・・

 

1話~8話くらいまでやっていたかな・・・

 

それを、なんと!! 一挙に観てしまいました。

 

 

 

そうなんです。

 

お昼から、夕方の6時まで、半日、一歩も動かずに観ておりました。

 

 

内野聖陽さん・・・

とんびでの内野さん・・・じぇ~~~んじぇん、ケンジに見えなかったわ(笑)

 

男手ひとつで、息子を育てあげた頑固な父・市川安男(内野聖陽)と

そのひとり息子の市川旭(佐藤健)が軸になっているのだけど、

色々な周りの人達のおかげで育ったともいえる旭と父・安男のやりとりや、

幼馴染の和尚(野村宏伸)とのやりとりも素晴らしくてね・・・

間に、ほんわかと色づいた花のように登場するのが、

これまた安男の幼い頃からの幼馴染みでもあるたえ子姉ちゃん(麻生祐未)

素晴らしかったなぁ。

 

 

10年前に、一度観ていた頃は、こじかさんもいて、

一緒に観ていたのだと思うと、色々な事が思い出されたりして、

そして、安男の性格が、これまたこじかさんに良く似ているんだわ・・・

 

 

機嫌の良し悪しが、顔に出るタイプでしたし、

超が10個もつくほどの短気でしたので、

まわりは、なだめるのが大変でしたし・・・

 

息子達の事は、とても愛してくれていたのはわかるのだけど(子煩悩だったのよ)

だけど、その気持ちをまっすぐに伝える事が出来ず(素直に出せなかったのね)

男同士だったせいもあったのか、いつも私が伝道師の役でした。

 

 

 

 

 

 

6時間・・・ず~~っと泣きっぱなしでした。

 

役者も、名役者揃いでしたしね・・・・・

 

 

 

 

 

おかげで、昨日は、な~~~んにもできましぇんでしたww

 

 

 

そんな事をしていても、誰にも何も言われないという、この極楽よwww

 

 

 

お節は、簡単なものしか作らないから、

これから、ちょこっと「栗きんとん」でも作る事にしまっす!!

 

 

 

 

あとは、明日、海老天ぷらを3人分買ってきて、それでおしまいですwww

 

 

 

 

あ~~楽チン