学童保育の指導員だった時

 

親が迎えに来るまでの間、宿題をする時間を設けているのですが、

ある日、1年生の子が「とけいのよみかた」のドリル(宿題)をやり始めました。

 

田舎の小学校でしたので、人数はそう多くはなく、

1年生のうち、学童に来ていた子は3人。

 

Aくん・Bくん・Cちゃんの3人ですが、

Aくんは、アナログの針が動く時計の読み方をしっかり理解できていて、

どのような問題も、すぐに解答欄に記入していきますが、

Bくんは、アナログの時計の「長い針」と「短い針」の違いや、

時間の感覚も、なかなか理解しにくい様子でした。

 

故に、ドリルの問題の回答欄も、空白のまま長いこと考えています。

 

1年生が必ず使う、あの「さんすうセット」に入っている、

「とけい」の模型を使って、

既に問題を解き終えているAくんから、教えてもらっている様子。

 

 

 


 

次の日も、昨日と違うドリルの問題のようですが、

まだ「とけい」「じかん」の問題を解いていました。

 

でも・・・なかなか理解するまでには至っていないようでした。

 

 

指導員は、教師ではないですので、基本的には見守るしかないのですが、

 

私は、「あそび」として取り入れてもいいように、

ダンボールを使って、大きな大きな「とけい」を作りました。

 

 

丁度、小島よしおさんが手にされているとけいの2倍近くあったかなぁ・・・

 

長い針と短い針もダンボールを幾重にも重ねて、容易に壊れないようにしました。

 

 

一時間ごとの「○時」は、大体理解しているようなのですが、

肝心の「○分」の短針の意味がなかなか・・・でした。

 

で、全部に、「○ふん」「○ふん」と59秒まで書き入れて、

見やすいように大きなとけいを制作。

 

 

その時計は、今でも、学童の部屋に飾ってあるようです。

(この冬の私の誕生日の日に、同じ誕生日だったSくんの写真が送られてきたのですが、

その写真の中に、壁に飾ってあるダンボールの「とけい」が現役だよ~)と、

同僚から(お寺の奥さんをされています)「助かっているわよ」という事でした。

 

 

ま、学童にいた時には、

大体、こういう制作ものとか、ポスター描きとか、

お誕生会の垂れ幕づくりとか、

読書を頑張ろう等のグラフを作ったり・・・

 

そういう事を担当するのは、いつも私の役目でした。

 

いわば、「工作係り」ね。

 

 

 

今の子達は、デジタルの時計で、数字だけを見て「何時何分」というのは判っても、

アナログだと途端に判らない・・・という子も、少なくないらしいです。

 

 

先ほどのBくん・・・

 

とけいの問題・・・何度も、私の作った大きなダンボール時計で勉強し、

○時○分という、針のある部分を見て言えるようになったのですが・・・

 

短針が、例えば、5時と6時の間を指している時は「5時」だよというのが、

最後まで理解できないままでしたね・・・

 

短針のゆっくりとした動きの概念と、

長針の速く進む概念が、まだまだのようでした。

 

 

もどかしいなぁと思いつつ、

さんすうの時間は、次のカテゴリーに進んでしまったようです。

 

 

 

 

自分は、小学生の時の「通信簿」には、必ず「計算が遅い」と書かれていて、

今でも、数字は苦手ですし、計算等も出来れば避けて通りたいほどですが、

同じさんすうの時間でも、時計の問題と、図形の問題は、大得意でした。

 

サイコロを広げたら、どういう図形になるのかという展開図とか、

設計図を見るのが大好きだったせいなのかもしれませんが、

(父が大工でしたので、家に、設計図やら、家の間取り図等がいるもありました)

そういうのは、いつも真っ先に手をあげていましたよ。

 

 

 

小島よしおさん・・・結構好きです。

このシリーズ、全部観ましたが・・・なかなか良いです。

 

 

 

毎日家にいるので、

国語ドリルとか、漢字ドリルとか、やってみたいなぁと思い、

ネットで検索するも・・・ほとんど今は一時的に入荷未定が多いですね・・・

 

以前、語彙・読解力検定も、準二級まで合格しているので、

そういうのも受けてみてもいいのだけど、

漢字検定も、準一級で足踏み状態ですし・・・

 

検定でまごつかなくても、

自分で楽しむくらいなら、好きなように復習もできますしね・・・

 

ドリル・・・いいなぁと思って、せっかく「その気」になったのに・・・

なかなか「これだ!」というのにヒットせず・・・

 

あ、これ・・いいなぁと思うと、Kindleならありますよ~的なものがほとんど。

 

 

やっぱり、どうせするなら「紙」の方がいいしねぇ・・・

 

 

 

トイレットペーパーのように、

コロナ騒動が少し引いて、子供達も学校が始まった頃には、

ドリルも普通に買う事が出来るかしらね~