同じ風景を描くにしても、自分で好きなように描けるのが絵の楽しいところです。
ほとんど色味のない地下道のような場所でも、絵にしてしまえば鮮やかに描き出すことも自由です。絵描きは世界観を創造できるのが楽しいですね。
何を描くかよりも重要なのは、どのように描くかです。
参考画像で見ていきましょう。
前回の記事で使った絵を加工していきます。
白黒だとこうです。↓
そのまま色をつけたものはこちら↓
あまり塗り方にこだわりを感じませんね。「ただ色をつけました」という印象を受けます。
手前に見せたい人物などを置いて、その背景として使うなら主張しすぎなくて良いかもしれません。
水彩風にしてみました↓
これは雰囲気を描いています。この風景に流れる空気感、見ている人の気持ち。そういうものを絵に込めて描いていくと、いくらでも魅力的な描き方ができるのではないでしょうか。
この絵も、もっと暗くて怪しい雰囲気にしたら全く違うものになります。
原色を使って元気な雰囲気を出すこともできますね。
大事なのは描く人の気持ちです!
自分はどういう世界を描きたいのか?それを掘り下げてみてください。
自分が本当に描きたい絵を探すために他人の絵を見るのです。
そして他人の絵で自分の好みに合うものが見つかったなら、どんどん技術を取り入れていきましょう。
ちなみに風景画を描く方は絵の具などアナログ画材で描く方も多いと思いますが、パソコンで描くと上記のように同じ絵を加工して実験できるので面白いですよ。
しかしパソコンで加工すると魔法のように上手くなるわけではありません。
やっぱり基礎画力は大事で、絵画教室やレッスンDVDなどでお勉強していくと、自己流で描いていた絵ががらっと上達したりします。