小田原の寺院名鑑と江戸兵衛の着物 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

昨日は 弟と 祖父母や父が眠るお寺へお墓参り🙏。

大磯の実家を出る時には ピーカンによく晴れた天気晴れで 弟は 布団や洗濯物を干したまま。

 

小田原へ近づくにつれ 伊豆方面は真っ黒な雲に覆われ 小田原の山の上も すっぽり雲の中くもり・・・

嫌な予感がしながらも お寺へ向かいました。

 

まずは 寺務所へ行き ご住職にご挨拶。

いつもお墓参りは 帰省の時に行く弟とは別々に行っていましたが 今年の春から弟が実家に戻ってきたので 久しぶりの姉弟揃っての御挨拶に 住職との話が弾みました。

長男が実家に戻ってきたことで 今までの私のお役目も一つは一段落できるかな~~~

 

 

寺務所を出ると 嫌な予感が大当たり。

冷たい風が吹き始めた思ったとたん 大粒の雨雨がボタボタ。

すぐ向こうは雲が切れ お日様晴れが出ているのに 私たちの所だけ まるで滝行でもしているような バケツをひっくり返したような大雨雨

実家と親戚4つのお墓を駆け足で回ってきました。

傘も持たずに行ったので 当然 私たちは 車に乗るのも躊躇するほどのずぶ濡れでした。

このピンポイント過ぎる土砂降りは 何かのバチかしら・・・ショボーン?

 

 

小田原ほどではありませんでしたが やはり大磯も雨が降ったようで 弟が干していった洗濯も布団も しっかり雨に濡れ・・・

男一人単身赴任の家事も大変だね~~~。

頑固者の弟も これでお嫁さんの大変さが少しはわかったかな~~てへぺろ

 

 

寺務所での長話の中で 住職から「これ 持っていきなさい」といただき物をしました。

小田原の寺院名鑑でした。

 

 

 

小田原市内の酒匂川から東側の寺院 55か所が紹介され 六波羅蜜の法話もいくつか紹介されています。

六波羅蜜とは この世に生かされたまま 仏の境涯に至るための6つの修行のこと。

波羅蜜とは 彼岸(悟りの世界)に至ること

 

 

 

 

55か所のお寺もそれぞれ紹介されています。

 

こちらは 実家の菩提寺 春光院

 

 

 

この案内を見て 初めて知りましたが 大イチョウの下にある鐘楼(宝暦12年(1762年)建造)内の梵鐘は 昭和26年に鋳造された新しいものですが 人間国宝 香取正彦父子作なんだそうです。

 

 

 

 

関東大震災後に再建された本堂

 

春光院本堂

 

 

法事の度に子供のの頃から手を合わせてきたご本尊の阿弥陀如来様は 恵心僧都作。

 

 

 

道路向こうにある 菊川天満宮の社殿内にある石灯籠は 太田道灌が寄進したものだそうです

 

 

 

太田道灌は江戸城を築城したことで知られる室町時代後期の武将です。

道灌が鷹狩に行った時に にわか雨に降られ 蓑を借りようと立ち寄ったあばら家に住む少女とのエピソード《山吹の花伝説》が ひな祭りの時に 添え雛として 雛段にも並ぶ人物です。

 

 

 

コロナ禍になってから なかなか遠出をしなくなり 近場の散歩や神社仏閣を参拝することが増えていますが いただいた冊子から 小田原にこれだけたくさんのお寺があることがわかったので 本を片手に 小田原のお寺巡りをする機会が増えそうです。

 

 

夕べ ちくちく始めたのは 江戸兵衛の着物

縞模様の古布は持っているけれど そのまま使うと 直線の縞模様になってしまい なかなか元絵のような曲線が再現できません。

 

 

 

そこで 無地の木綿布に アクリル絵の具で縞模様を描きました。

黄色と白の絵の具に ほんの少し茶色を混ぜて描いています。

 

 

 

この画像 色がはっきりしすぎて 縞が黄色く見えますが 実物はもう少しベージュに近い縞模様です。

 

 

 

さて 今日はどこまで進むかな~~