秦野たてものさんぽ | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

大人の図画工作展を見に行った江島屋さんで こんなDMをいただいてきました。

 

 

 

 

 

 

 

秦野市の商店街は 今も尚 タイムスリップしたようなレトロな建物が点在します。

その中の一つが 大正13年に建てられた洋館をリノベーションした ステンドグラスのお店 Green Grainさんです。

 

 

 

 

 

 

店内には ステンドグラスの作品の他 アンティークの小物や可愛い雑貨が宝探しをするように並ぶ楽しいお店です。

今回も江島屋さんの帰りに寄り道しました。

お持ち帰りはこちらの懐かしい郵便ポスト。

これ何だかわかりますかはてなマーク

 

 

 

底の部分を見るとおわかりですよね。

 

 

 

そうなんです。

鉛筆けずりでしたニコニコ!!

 

 

 

江島屋さんへ行く道すがら レトロな街頭が連なる商店街を散歩。

 

 

 

閉店したお店らしき建物の土間に残るのは 大きな釜が埋め込まれた竈。

このお店は 何のお店だったのかしら・・・はてなマーク

 

 

 

こちらは お米屋さん

 

 

 

店内には 精米販売の古い看板が見えます。

 

 

 

 

入り口には こんな張り紙も・・・

 

 

 

昭和3年(1928年)5月竣工 国登録有形文化財(建造物)に登録されている 出桁(だしげた)造り宇山商事店舗兼主屋

出桁造りとは 江戸~大正時代にかけて造られた 軒が大きく前面に張り出した一般的な商家(店舗兼住宅)建築です。

 

 

 

 

家紋入の鬼瓦も立派です。

 

 

 

店舗前には 雛飾りの左近の桜 右近の橘のように並ぶ 大きな赤と黄色のハイビスカスの鉢植え。

 

 

 

 

黄色のハイビスカスの花は こんなに大きいんですよ。

 

 

 

大正14年(1925年)竣工 昭和3年(1928年)に増改築 国登録有形文化財に登録されている 五十嵐商店店舗兼主屋 (敷地内にある倉庫4棟も国登録有形文化財)

 

 

 

この辺りは 関東大震災時に多くの建物を焼失。

道路拡幅に伴い 復興の象徴として 耐火性を意識した西洋古典様式やアールデコ様式などの影響を受けた建物が多く建てられたそうで 五十嵐商店はその代表的な建築の1つです。
 

 

五十嵐商店の建物は 木造三階建 モルタル洗い出し仕上げ 

柱型や柱頭飾は 古典様式風で 創建時の和風二階建て時代の揚げ戸などが残っています。

 

 

 
元々は 荒物雑貨 乾物商として 1階は広い土間と畳敷のミセ・帳場のある店舗 2、3階は応接間がある居室だったそうですが 現在は カフェとして活用されています。

 

 

 

五十嵐商店の近くにある桝屋ビルは 文化財に指定されていないようですが こちらも古典様式の柱型や柱頭飾が残っています。

看板の歯科医院は手前の建物で 桝屋ビルには コーヒー豆屋さんが営業中。

 

 

 

 

 

 

 

常夜灯の隣にあるのは 

 

 

 

慶応元年(1865年)初代 半兵衛が創業した 茶道具・茶器陶器の店 立花屋茶舗

 

 

 

古い看板が目印です

 

 

 

入り口にソフトクリームの張り紙がありますが 店内ではお茶屋さんならではのカフェが併設されています。

 

 

 

 

通りを歩いていて出会った小さな地蔵堂。

 

 

 

三體(さんたい)地蔵と呼ばれるお地蔵様で 正面と左右にお地蔵様が彫られていました。

 

 

 

 

 

この辺りは 50年以上前 叔母が住んでいて 私にとっては とても懐かしい地域ですが 昭和時代のレトロな光景と今風の光景が入り交じるとても面白い地域です。

時間ができたら 改めてゆっくり散策したいと思います。