大島での星空撮影セミナーでお借りした協賛会社の製品、前回はH&Yフィルターを買ったお話をしたのだが、タムロンさんからお借りしたレンズも1本購入しました。

 上記の当初のBlogではその購入候補として、

①11-20mm F/2.8 DiⅢ-A RXD (Model B060)・・・ソニーEマウント用APS-C

  星空撮影や広大な風景向き。 実は使い道に困って売ろうか迷っていた当方所有のα6400が星空撮影に使えることが分かったんだから、購入の優先度は高い(新品の実売価格80,000円)。

②SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045)・・・ニコンFマウント用フルサイズ

  「タムロン史上、最高傑作」で、 星空撮影にも最適。 購入の優先度は①ほどではないが、ポートレート撮影やスナップ撮影にも使える汎用性の観点からも「買い」の一本(新品の実売価格98,000円)。 

 

 ということで、①を優先して考えていたのだが、様相は一変。新品と中古の相場動向を両睨みでウオッチしていたのだが、①は発売から1年しか経っておらず中古価格が新品と差がないなら新品狙い。発売後間もないし、ミラーレス用であることから、もう少し値下がりを待ってもいいと思った。

 一方の②は発売から3年を経過し、さらに今や絶滅危惧種となりつつあるレフ機用のレンズなので既に製造を中止している模様でメーカーでも在庫僅少、中古市場はそれなりにこなれた価格になっていたし、近い将来には「買いたくても買えない」ことになりそうな予感がした。そんな時、いつもウオッチしている中古も扱っている大手カメラ店でとても程度のよい②の出物が「美品」で78,800円で出ていたので、意を決してポチってしまった💦。

 

 実際に手許に来た現物の見た目は新品同様、雨上がりの日に簡単にテストした時は湿気が多くてあまりいい結果は出なかったけど、晴れて空気が乾燥した時のテストは上々。

 上の方にちゃんと星が白い点で写ってます。中央下の白い星は金星で、ゴミではありません。

 こちらもよく見ると白い点で星が写ってます。「星が点で写る」レンズはいいレンズです。パープル・フリンジという「星の周りの紫色の縁取り」も見られない、色収差補正の優秀なレンズです。

 

 このレンズは星空撮影にも使えるし、35mmF1.4なので用途は様々。またメーカー製のミラーレスカメラに接続できるアダプター(FTZ2)経由でミラーレスカメラにも使えるので、これからもずっと使えそうな名玉としていい仕事をしてくれそう。その分、重さは815gとちょっと重いですけどね。このレンズは「画質優先」で手振れ補正機能はついてないけど、スナップやポートレート撮影では慣れと明るいレンズだからSSを速めにすればOK、星空撮影では5~10秒のSSだから三脚必須でその場合には「手振れ補正はOFF」にするので問題なし。

 

 ってことで、大島ツアーでお世話になった協賛メーカーさん2社の製品をそれぞれ購入し、一応、恩返しをしておきましたってことをご報告。まぁタムロンさんのレンズは新品ではないので、また別の機会に恩返ししようと思っていますよ、ハイ💦。