先週末は天の川を撮影に伊豆大島へ行ってきました。首都圏にずーと住んでいながら「初めての大島へ」。近くて遠いんですよね、心理的に。
おいらは競走馬のレース写真撮影は結構イケてると思うんだけど💦、星空撮影・星景写真やポートレート撮影は初心者。なので、今回もいつもお世話になっているスタジオグラフィックスさんのセミナーに参加。
自己流でやるよりは、専門家に教えて貰った方が上達するには効率的。今回の講師は北山輝泰さんで、おいらが懇意にしている成澤広幸さんの後輩であり、星空撮影の専門家。
なにより今回のツアーは1泊2日の工程ながらリーズナブルな価格で、しかも協賛メーカーさんからレンズやフィルターも無料で借りれちゃうからお得。カメラ機材はそんなにお安い道具ではないだけに、実際に使ってみないと怖くて買えない。なので、その実践テストを兼ねてってことで。
実はおいらが申し込んだときには既に満席でキャンセル待ち、ならば愛馬が重賞に出走するから競馬場へ行けばいいやと思っていたら、なんと「キャンセルが出ました」とのこと。なので、参加することになりました💦。
参加者はベテラン勢も多かったけど、初心者もおいら含めて4名ほど居て、最初の手ほどきから。
①(暗闇での)無限遠へのMFピント合わせ
②(暗闇での)適正露出の設定
話には聞いて知っていたんだけど、「知っている」のと「出来る」のは大違い。やっぱりこういうワークショップは実践的で効果的ですね。
ところが生憎と天気は曇天。夜通し撮影し捲って辛うじて撮れたのがコレ💦。
あと、ホーリーグレイル・タイムラプス撮影もしたんだけど、設定ミスもあり、上手くいかなかった。各種設定を覚えきってないから設定漏れもあり、プリセットしておかないと、やっぱり付け焼刃ではダメですね💦。
翌日は晴れて、大島一周して初めての大島を堪能しました。
レンタカーは一杯だったんで、電動自転車かバイクの選択で、おいらは大型自動二輪免許も持ってるので110CCのバイクを選択、元町港近くで借りました。
※注:船は潮の流れで元町港か岡田港のどちらから出港するかを要確認。今回は元町港から出港しましたが、もし岡田港発の場合、元町港~岡田港のバスは1時間に1本、タクシーだと3,000円掛かるので要注意。レンタカーなら、乗り捨てできると便利です。
講師の北山輝泰さんも50ccのバイクを選択し、一緒に2人で行動、北山さんは色々な場所をご存じなので案内していただき、とても有意義な時間となりました。北山さん、ありがとうございました。
❸地層大切断面 [Z5+SIGMA20mmF1.4+MegadapETZ21+H&Y角型フィルター]
⓬波浮港見晴台 [Z5+SIGMA20mmF1.4+MegadapETZ21+H&Y角型フィルター]
波浮港付近にある「らぁ麺 よりみち」・・・座席数が少ないのに並んでて断念
[D500+TAMRON 35mmF1.4]
カキハラ礒火山豆石・・・向こう側に筆島が見える
[Z5+SIGMA20mmF1.4+MegadapETZ21+H&Y角型フィルター]
こちらは筆島
[D500+TAMRON 35mmF1.4+H&Y角型フィルター]
⓰泉津の切通し・・・・ハッキリ言って、写真詐欺
[Z5+SIGMA20mmF1.4+MegadapETZ21]
乳が崎
[Z5+SIGMA20mmF1.4+MegadapETZ21+H&Y角型フィルター]
⓲野田浜海水浴場
[Z5+SIGMA20mmF1.4+MegadapETZ21+H&Y角型フィルター]
協賛のタムロンさんからは、6本もレンズをお借りし、実際に使ってみました。結論として、とても気に入って「これなら!」ということで購入予定リスト入りしたのは下記の2本。やっぱりレンズは使ってみないと購買の踏ん切りは付かないので、今回の無料レンタルはとても有意義でした。TAMRON 西角さんありがとうございました。
①11-20mm F/2.8 DiⅢ-A RXD (Model B060)・・・ソニーEマウント用APS-C
これは11mm端のレンズ特性がよく、星空撮影や広大な風景向き。20mm端は周辺像が甘くなるので、主題を中心に配置するマクロ撮影向き。手振れ補正ナシなので三脚使用が基本の前提、当方所有のα6400もボディ内手振れ補正は無いが、三脚使用では手振れ補正は切るから全く問題なし。
ソニーのフルサイズ機はstarイーター (星喰い) らしいけど、APS-C機はそれが無いので星空撮影向きとか(成澤広幸氏がα6600で確認)。実は使い道に困って売ろうか迷っていた当方所有のα6400が星空撮影に使えることが分かったんだから、購入の優先度は高い(実売価格80,000円)。
当方、ソニー純正のE 10-18mm F4 は既に持ってて手振れ補正+パワーズームがあるけど、F4は暗いし画像のシャープさはないので動画向き。そういう意味では使い分けができ、ダブらない。つくづく単純比較しか出来ない一般的なYouTuberの情報はアテにならないってことも併せて実感💦。
②SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045)・・・ニコンFマウント用フルサイズ
これはタムロンの西角さんオススメの一本で、 タムロンSPシリーズ40周年企画 〜 “究極”のレンズを求めて”開発された「タムロン史上、最高傑作」とか💦。実際に使ってみてもその写りのシャープさは実感したし、当方所有のD810Aは勿論、FTZⅡ経由でミラーレスのZ5に装着して使用できるし、筆島の構図などではこの画角が合ってるとのこと(北山さん談)。成澤広幸さんもこのレンズを所有しているとかで、星空撮影にも最適。速いシャッタースピードが切れて撮影枚数が稼げるF1.4の明るさは正義。購入の優先度は①ほどではないが、ポートレート撮影やスナップ撮影にも使える汎用性の観点からも「買い」の一本(実売価格98,000円)。
他にも4本お借りして、一昔前のタムロン製品とは雲泥の差(いまだに手振れ補正無しの名玉A09= SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO 使ってるけど💦)、4本ともそれぞれ現代的でとても良い写りではあったけど、既に所有しているレンズとの兼ね合いもあり(用途がダブっても片方しか使えない)、残念ながら即購入予定リスト入りとはならなかった💦。
逆に、今回お借りしなかったけど気になるレンズは150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)で、これは競馬用として機会があればお借りして試したい。タムロンには魅力的なレンズが多いので、目移りしてなかなか選べないのが玉に瑕。
またやはり協賛のH&Yさんからはマグネット着脱式の角型フィルターをお借りして、初めて使いました。カメラの認識できる ダイナミックレンジ 内に収めるため、角型フィルターは輝度差を平準化する目的で使用するという能書きは知っていたけど、実際に使ってみてその効果を実感しないと、角型フィルター一枚3万円弱を購入する勇気は湧かない💦。結果的に今回、かなり効果があることを実感したので、とりあえず1枚買ってみようかな、という感じになりました。
新しいSWIFTシステムというマグネット着脱式のシリーズ、おいらは従来のレボリングは適用外ってことでしたけど、マグネットリングを発売してくれれば使えるというアイデアを担当者に提供。商品化してくれることを期待しています。
講師の北山さんは勿論、ツアースタッフ(金澤さん@東海汽船、佐々木さん@SG)や協賛メーカーさんのお人柄もよく、楽しく有意義に過ごせました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。