びっくり装丁に感動ゾンビ
ちょっと前に買い、そのまま眠っていた伊藤潤二さんの漫画本を読み終えたゾンビ。
ゾンビにも“読書の秋”きたる
で、ちょい古い漫画集めた傑作選の方が、通常の装丁で統一されてるが、最近の漫画を集めた方が、それぞれ装丁が違っていておもしろい。
まずは、『ミミの怪談』は、光沢のあるつやつやの紙の印刷(普通かな)。
右の、『幻怪地帯』は、紙が絹目で、手触りが良い。
左の、『センサー』は、地が光沢梨の紙質で、女性の部分だけ光沢印刷でつるつるしてて、しかも部分的にエンボスで凹凸が少しある。
見たことはあるが、なかなか凝ってます。
そして、ゾンビが見たことない装丁でびっくりなのが、『魔の断片』です。
これ、地のカラーの絵柄の上に、透明なエンボス加工で、まったく別の絵が入ってるんです
最初気づかなかったんですが、光の加減でなんか浮き出てきて、びっくりですわ。
光かげんで、こうなります。
いかれた笑顔の裸の女の人が浮き出ます
こちらは…。
一つ目おばけが出てきます
他にも隅々まで、いろんな絵が盛り込まれてます。
ここまで凝った装丁は、初めて見て、ちょっと感動のゾンビ。
もともと本の手触りとか好きですが、こうゆう驚かせてくれる隠し絵みたいな“おまけ”要素が出せるのが、紙の本のおもしろさかなあ
あ、漫画自体もおもしろかったです。
ちょっと生理的に、「ふぎゃっ」となる場面が出てくるのもホラーの醍醐味だねえ。