隣の客と柿食うゾンビ | 今日もゾンビは空を見上げる

隣の客と柿食うゾンビ

町一番の大きな柿の木の下で、子供たちが集まって遊んでいた。
たくさんなった柿の実を見上げながら、定番の早口言葉で遊び始めた子供たち。
「隣の客はよくかきかう…、あ~駄目だ~!」
賑やかに笑いながら、子供たちは早口言葉を言い合っていた。

そのうち、ひとりの男の子が定番のもじった早口言葉を、3回スラスラっと言い終え、満面の笑顔を見せた。
「隣の柿はよく客食う柿だ、隣の柿はよく客食う柿だ、隣の柿はよく客食う柿だ!」

「ノ~~~ッ!」
そのとき、柿の木の隣に住む町長が、叫びながら慌てて駆け出してきた。
「隣の柿の木の下で、その言葉を唱えてはいけな~い!」


しかし遅かった…。
ユサユサ!っと柿の木が震え、枝いっぱいになった柿の実に無気味な顔が浮き上がっていく。
そして柿の実は内側からボウッと光りだし、無気味な顔をいっそう際立たせながら、人々に襲いかかってきた!

それを見た人々は、驚きの表情で叫びながら逃げ回った!
「ハッピ~ハロウィ~~~ン♪」
こうして日本にも、ハロウィンが定着していったのである。

「隣の柿はよきゅきゃき…」

 



そして、今日のおやつ。
セブンイレブンの100円お菓子、『ピリッと辛く濃厚なめんたいリング』である。
ホントに、こいつは濃い味です。

そして何より気に入ったのは、食べたときの後味。
あの海産物独特の“生臭さ”が、ほんのり出てくるのだ。
狙ったのか材料でこうなったのか分からんが、このリアルなお味は素敵です。
『チーズリング』ってのもあったから、次回はこいつだな。