出社時の朝の通勤路で
久しぶりに
おーしんツクツク♪の
鳴き声を聞き
懐かしい場所を思い出しました。
※何度かUPした記事です
【おーしんツクツクは13回】
今から20数年前
娘が生まれてまもなく
専業主婦だった頃
その頃住んでいた
家の裏側には
遊歩道の丘があり
春は山桜・秋は紅葉
初夏は新緑が美しく
大きな窓からの光景が
ちょっとした
額縁絵のようでした。
そんな夏の風景を眺め
お昼寝の娘を寝かしつけ
蝉の鳴き声を聞いていると
おーしんツクツク
おーしんツクツク・・・
おいよう～おいよう～ジ----
と、小学生だった息子が
教えてくれました。
鳴き方を数えてみると
おーしんツクツク が９回
おいよう～おいようが３回
そして最後のジーーが１回
お～13回だ！
などど数えながら
寝てしまいました
……
夢を見た…んですよ
黒い袈裟を覆った
大柄のお坊さんが
お経を唱えてながら
娘の寝ている
ベビーベッドの回りを
グルグル回っていたんです。
この年の６月
息子が小学校せ流行っていた
マイコプラズマ肺炎になった時
夜中に息子の部屋の前に
こんな姿で現れた…コレも夢？
……
あの頃住んでいた家は
今でも、お洒落な
街並みの住宅街ですが
開発当時 事故や事件
亡くなる方が多かったんです
それが
ちょっと噂にもなり
近所の方が、古くからの
住人に聞いたという
話しをてくれたのは↓
80数年前、近くで
有名な列車事故があり、
戦中後？のどさくさで
身元のわからない無縁仏を
大量に埋めた場所が、
この土地だったらしい。
宅地にするため
工事に入ったショベルカーの
運ぶ土からは
人骨が出てきたということ。
公団の宅地開発のため
お祓いはしていなかったそうで
黒い袈裟を覆ったお坊さんの他
夏の白い体操着を着た
昔の丸坊主の子供も現れ
この子は、息子と同じ位の
年齢の子でしたよ。
この男の子が現れた数日
息子は熱を出し
マイコプラズマ肺炎という
やっかいな病気になりました
お隣りに住むママ友も
同じような丸坊主の男の子を見て
だた、ちょっと違うのは
グレーっぽい色の子だったとか
その後、お隣の男の子は
紫斑病で入院。
近所の同じ歳の男の子は
大けがをした子もいたり
だから
ご近所の皆で
特に同じ歳の男の子のいる家は
お祓いをしようという話になり
玄関にお水や塩を盛ったり
……
だからなのか？
夢なのか？現実なのか
黒い袈裟姿に言ったんです
「出てってちょうだい！
そのかわり、あなたの来た
証を音で出していいから！」
すると、
黒い袈裟を覆ったお坊さんの
お経は止まり
こちらをチラッと見
出て行ったんですよ。
その直後に
ドアの外で
ガシャーン！と
金物のバケツを蹴ったような
もの凄い音が響き
娘が起きてしまってね
私も あら？夢？現実？
寝ぼけていた？
……
当時住んでいた場所の
地名に『うつ』
という名がつく所には
こういう名前の以来もあるらしい
↓
900年代に書かれた
伊勢物語に出てくる
『宇津ノ谷』は空洞の意味があり
生命力と霊力を復活させるために
籠りをする場所
と伝えられていたらしい。
つまり現実と霊界の境。
そこに住んでいた6年の間に
バブルがあって
ちょっとした
高級住宅街にもなったけれど
家は手放しましたよ。
後に当時の町名は変更になりました
お隣りも手放し、不思議な事に
引っ越してから退院。
お隣のママもみた
体操着を着た丸坊主の少年は
列車事故で、無念にも
亡くなった子だったのでしょうか？
「あのまま住んでいたら
死んでいたのかもしれない」
と言うから
ママとは、この話はもう
しないようにしていました。
6年間住んでいた
あの家の窓からは
秋には紅葉で
真っ赤な紅葉が映え
冬に雪が降ると
丘一面銀色に光り
春は山桜が窓一面に
大きな額縁絵のような光景で
夏は
おーしんツクツクが
13回鳴いていました。
黒い袈裟のお坊さんも
白い体操着の男の子も
怖いとかゾっとするとか
全く感じなかったんですよ
気の毒だなと思うだけで
でも、子供への災いは
止めてねって…
本当に怖いことするのって
人間ですからね
母の新盆で
実家に寄ってきます
ふうちゃんもね
初めてのお盆です
昨年の今頃のふうちゃん
18歳で買った緑のワンピース
【今日のおまけ】
つぶやきふう子↓
まったくぅ～今日は
ふうちゃんの出番ないのよ
可愛い子は出し惜しみ！
あ！可愛い～って
自分で言っちゃった！
ふうちゃんの毎日
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