もう7~8年前の夏だったか、
6月から長ーいお休みをとっていたことがあって
小学生だった娘と、一緒に夏休みを過ごしていた。
娘に昼ドラの『キッズ・ウォー』が面白いと勧められて
見始めたら、ハマってしまった。
複雑な環境でも愛情いっぱいで育つ小学生の女の子が
正義感が強く、不理屈な先生にまでも立ち向かっていく。
決め言葉は「ふざけんじゃねぇ!」
なのに、なぜか切ない主題歌でいい感じで盛り上げてくれた
君がくれたもの (by Zoon)
最近TVで聞いて、懐かしく思うことがあった。
「お母さん、強い女性が好きでしょ?」
と、高校生だった息子に聞かれた事があった。
なりたくって、強くなったんじゃない。
いろいろなことがあって、あり過ぎて、
もがいても、どうしようもないとわかり・・・
強くなったんじゃない
失っただけ。諦めただけだ
どん底に落ちて、もがくのを止めたのだ
そしたら自然にふう~っと 底から上に浮いてきた
何不自由なく育った子どもの頃・・・
父の選挙のたびに、預けられた母の実家の
大きな農家の門の下で、私を待つ
優しい祖父母の姿を想い、一人でバスに乗っていた
夏休みの、あの子供の頃もそう思っていた
何か諦めたような、
でも一人でバスに乗って行かなくちゃって
あの頃から、そう思っていたんだ。
泣くのは、簡単だけれど、
泣くのを我慢するのは、大変だ。
選挙が終わり、夏休みが終わる頃
黒塗りの車で、父母が迎えに来てくれる。
大勢の人が、あの門の下に集まっていても
今度は、祖父母との別れが辛くなる。
「お金は足りているかもしれなが、愛情が足りんね」
農家のがらぁ~んとした大きな家の、
祖父母の寝床の襖の向こうから
そんな会話が聞こえてきた。
おやすみなさいに♪
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