こんばんわ！ふうちゃんママです。
ブログ開設１周年の思い出の記事を連載します。
１回目は、私がどうしても会いたいワンちゃんのお話です。
私の通勤路に、京王プラザホテルがあるのだが
今朝 浮浪者の男性がソファーで横になっているのを見かけた。
すぐに出されるだろうに、少しの暖を求めてロビーに入り込んだのか。
毎年、夏になると
冷房のきいた図書館が浮浪者であふれ、異臭をともなっていたことがあった。
職員の方が注意していたようだが・・・寝たふりをしている。
どういう事情があるのか
大人なんだし老いているわけでもないのだし、なんとか手立てを考えてほしい。
浮浪者に見捨てられた「はっちゃん」の事が忘れられない。
【保護犬はっちゃん】
はっちゃんをみたのは、４年前。
多摩テレビの「しっぽファイル」という番組だった。
保護犬や猫をあずかっている獣医さんやボランティアの方が
保護した経路や犬・猫の状況を説明し、飼い主さんを募集する
・・・という番組である。
(実はふうちゃんと出会う前、 私はふうちゃんのような犬を探していたため、この番組を欠かさず見ていた。)
「しっぽファイル○○番 はっちゃん」
はっちゃんが ゆっくり登場した。
正直ビクッとした。
大型犬のはっちゃんの体は傷だらけ。
痩せていて、額に「八の字」の火傷の痕があった。
ところが・・・
なんと美しい澄んだ目の子なのだろう。
ボランティアの方に撫でてもらいながら、
じっとカメラを見据えている。
テレビで自分が紹介されているという
この状況が全てわかっているようだった。
はっちゃんは・・・
多摩川の河川敷に住む浮浪者が飼い主だった。
その男性は、１０数匹も犬と猫を紐で縛って飼っていた。
浮浪者は、何度か数人の少年に嫌がらせを受けていたと言う。
もしもの時は、犬が吠えて追っ払ってくれるとでも思っていたのだろうか。
犬･猫を自分の楯にしていたのだろうか。。。
ブルーシートの小屋の周りに犬・猫を縛っていたのだ。
ある日、そのブルーシートに火が点けられた。
火事だ！
浮浪者は消火も虚しく、逃げてしまった。。。
置き去りにされた犬と猫たちの中で
一番長い紐で縛られていた はっちゃんは
残された１０数匹の紐を１本づつかじり、犬・猫を逃がした。
全員が非難した後、
はっちゃんは、やっと自分の紐をちぎり、脱出したのだか
火の手が回り、火傷をしてしまったという。
それが、はっちゃんの「八の字」の火傷の痕なのだ。
浮浪者の男性は
自分が飼っていると、またこういうことになるかもしれない。と
ボランティアの女性に全ての犬・猫を託した。
何匹か貰い手が見つかったが、
傷のひどいはっちゃんと、残りの3匹が貰い手がつかなく
テレビ「しっぽファイル」で紹介した。
「はっちゃん」は、
とても、おとなしく賢い子だという。
小さい子の面倒もみるし、責任感も強い。
散歩も食事も要求しないという。
我慢強く・・・あ、だめだ。。。涙がでてくる・・・
「はっちゃん」を引き取りたかったが、
私のマンションの規約に、体長５０センチ以内の犬 とある。
TVのはっちゃんは、もうちょっと大きかった。
「はっちゃん」のことが気になり
翌日、友人に話したところ、是非引き取りたいと。
彼女の母は、盲導犬のボランティアをやっているが
最近、その引退犬を・・・見送ったばかりだった。
はっちゃんの預かり先の病院に連絡をとったのだか
すでに、はっちゃんの飼い主は決まっていた後だった。
多くの問い合わせがきたという・・・。
はっちゃんは、その後どういう生活をしているのだろうか。
ネットで検索しても、ヒットしない。
ペットブログでも、ヒットしない。
きっと、消防車のサイレンと炎には敏感な子だろう。
「はっちゃん」にもう一度会いたいが、
余計に騒いでも今の飼い主さんに迷惑がかかるだろう。
もう、違う名前なのかもしれない。
多摩川の河川敷の火事で
沢山の仲間を助けた「はっちゃん」が忘れならない。
保護犬「はっちゃん」は、
名犬「はっちゃん」です。
「はっちゃん」にもう一度逢いたい。
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ふうちゃんママです。
【保護犬はっちゃん】は,今年の３月にＵＰした記事です。
ブログを始めるにあたって、もしかするとはっちゃんを記事にしたらに会えるかも・・・という期待がありました。今でもはっちゃんに似た様なわんこを見かけると、八の字の傷を探してしまいます。はっちゃんは生きているはずです。テレビに登場したはっちゃんの、情けないような、恥ずかしいような、そして凛としたあの目が、今でも私の目に焼きつています。
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