由比ヶ浜の花火大会のちらし

短歌の友人Sさんが鎌倉駅の真ん前のマンション6階に住んでいて、居ながらにして花火が見えるのよと招待され、仲間5人で伺った。花火が始まるまでは歌会をして、日が暮れるのを待ちわびた。

 

              

 

                         

                                居間から花火が真正面に見えた


「花火にはこれよね」とSさんがスイカを出してくれて、みんなで食べた味が忘れられない。

浴衣を着てわいわいと由比ヶ浜まで繰り出すのももちろん楽しいのだが、ものすごい人混みで、終了後は歩くのもままならず、駅では入場規制があって、帰宅するのが一苦労だ。

その点、年配者が多い歌会は居ながらにして見える花火は有り難かった。駅の真ん前なので、入場規制にかかる前に電車に乗ることが出来た。

 

8月の終わりに歌会の会場取りのことでSさんにお電話してスイカのお礼を言ったのだが、暑くて食欲がないのよと言って元気がなかった。それから5日後に訃報が届いた。熱中症とのことだった。

来年もここで歌会やって花火見ようねって言っていたのに…
そして、予想もしなかったコロナなどというものが押し寄せてきて、今年の花火大会は中止になってしまった。
 

毎日、お線香とお茶を供えて亡くなった友人達を偲んでいるが、今朝はSさんに花火大会楽しかったよ、スイカがおいしかったとお礼を言った。